マンションやアパートのベランダで家庭菜園をする場合は、庭が無いためプランターが必要になります。
主役となる植物とその土台となる土や栄養を巡らせる肥料、そしてそのすべてを支えているのは容器であるプランターです。どれも一つ一つに役割があり大事なものですが、この記事では野菜を育てるのに適したプランターについてご説明いたします。
育てる植物によって形を変える
プランターには多くの種類や形があることはご存知だと思います。しかし形によって適した植物も異なるということはあまり知られていません。
しかし、その部分にこだわる必要があるかと言われれば少し難しいところです。ベランダで栽培する方は特に限られたスペースを使ってガーデニングをするという場合が多いと思いますし、プランターまで制限されるのは選ぶ幅が減ってしまうでしょう。
プランターを選ぶうえで一番最初に考えることは置ける場所に合ったサイズを選ぶことです。デザインなどは、せっかく好きなものを育てるのですから、プランターも自分の好みのものを選ぶのが一番で、ガーデニングを長く楽しめるコツでもあります。
大きさの問題ですが、丸型のプランターは野菜を栽培するのには向いていません。この形は容量も少ないため野菜を育てるのは難しく、効率がとても悪いです。野菜の中でもミニトマトの苗を一株植える程度でしたら、支柱を立てて使えるでしょう。
野菜を育てるのに適したプランターとは
少し前ではあまり使われていませんでしたが、現在は野菜を栽培するのに適したプランターも存在しており「ベジタブルプランター」と呼ばれています。
これはプランターの底に支柱を立てられるくぼみがついていたり、やりすぎてしまった水をしっかり排出してくれたりと、逆になぜ今までこのような商品が無かったのだろうかと言いたくなるようなプランターです。
普通のプランターよりも価格は上がってしまいますが、プランターは一度買ったら長く使うはずですので、安物買いの銭失いにならないためにこちらを選ぶのは懸命な判断だと思います。
プランターは多くの素材から作られていますが、野菜を育てる場合には軽い素材のものがおすすめです。例えばプラスチック製やポリプロピレン製などが軽くてよく市場に出回っているため入手しやすいです。
その理由は、野菜を育てるには出来るだけ大きなプランターを使うことが推奨されています。その方が根もしっかり張って良い生育が出来るようになるためで、そのためには多くの土が必要です。
プランターを選ぶ際に持って見ていただきたいのですが、プラスチック製のものと陶器製のプランターでは重さが段違いに変わります。それに多量の土が加われば持ち運ぶのがとても大変です。
あまり移動させることは無いかもしれませんが、万が一の酷い暴風雨などに当たってしまっては最悪の場合水を吸い過ぎたり風に倒されてて枯れてしまうかもしれません。その際に少しでもスムーズに動かしたりすることもできますし、軽い素材を選ぶのはおすすめです。
園芸の土台となるからこそ熟考
野菜を育てるのに適したプランターということで、選ぶ際の考えるポイントや注意すべき点をご紹介いたしました。
しかし最初のうちはあまり種類にこだわる必要は無いので、自分の直感でこれが良いと思ったプランターを選ぶべきだと思います。好きなデザインを使って野菜を育ててみましょう。