ご存知かと思いますが、プランターはマンションやアパートのベランダで野菜を育てるときに必ず必要になる道具の一つです。何気なく使っている道具ですが、大きさや素材について気にしたことはあるでしょうか。この記事ではプランターの種類別に育てやすい野菜や素材の特徴についてをご紹介いたします。
プランターの素材
プランターには大きく分けると三つの素材で作られています。プランターの代用になる食品用のボウルや発泡スチロールなどもありますが、今回はこの三つについてご紹介いたします。
プラスチック製
軽くて使いやすい上にデザインもシンプルなものから凝ったものまで、それこそ販売店によって外見が大きく異なるものが多く選ぶのが楽しいです。野菜を育てるためにシンプルなものを選ぶのも良いですし、好きな花を植えてプランターも全体のデザインとして有効的に使えます。しかし水を全く通さないために土がすぐ乾いてしまったりプランター内の温度が上がりやすくなるのが難点です。水はけ対策としてそこがネット上になっていたりすのこが付いている場合もあります。価格も安く総合的に使いやすいため、初めての方には軽いプラスチック樹脂のプランターがおすすめです。
木製
木でできたプランターはお洒落に見えますが、プラスチックなどに比べると少々耐久性が悪いかもしれません。しかし多くの野菜に必要な通気性があり、蒸れることが少ないため根腐れの対策にもなります。自然のものなので植物との雰囲気がぴったりで人気のあるプランターですが、素材が木のため長年使っていると色あせてしまったり、それ自体が腐ってしまう場合もありますので、長く使いたい場合は防腐処理をする必要があります。
陶器製
陶器製のプランターはお洒落な植木鉢というイメージで、上品なデザインが多く花を育てるのにも向いていて、なおかつ小さい穴がたくさん開いているため水が蒸発しやすく通気性も良いため機能性は抜群ですが、とても重いのが難点です。これに土や水の重さを加えると相当な重さになるため、ベランダの掃除の際に避けたりするのが非常に大変です。慣れている方は良いかもしれませんが、初めての方は軽い素材で栽培した方が良いかもしれません。しかし重いということは、強い風が吹いても倒れにくいということですが苗自体が倒れてしまっては意味がないのでなかなか難しいです。
サイズを考えてプランターを決める
プランターにも様々な大きさがあり、サイズごとに育てやすい野菜が決まっています。
小さいサイズ(15~20cm)・・・ラディッシュやミニチンゲンサイなど
通常のサイズ(20~25cm)・・・キュウリ、ミニトマト、ミニニンジンなど
大きいサイズ(25cm以上)・・・根菜類など根を張る野菜
これが一例ですが、根を深くまで伸ばす野菜は根菜類以外にも意外と多いので、初めての野菜を育てる際には深型のプランターを使うのが良いでしょう。
何気なく使う園芸道具について考える
プランターはどれも特徴がはっきりしているため必要に応じて使い分けることが多い道具です。様々な種類の野菜を育てる方はプランターもたくさん所持していますので、もし今まで使っていたプランターでは育てたい野菜にはあまり向いていないと思った場合には買い替えるという決断も大切です。