栽培する野菜からプランターを選ぶコツ
プランターの種類はとても多いです。
浅かったり、深かったり、小さかったり、大きかったりと初心者の方は最初にこの壁にぶつかります。
一体、どのプランターを買えばいいのか悩んでしまうと思います。
結論から言うと、「何の野菜を育てるか」によって変わります。
例えば
●ニンジンをプランターで作ってみたい場合
結論:深いタイプのプランターを選びましょう。
ニンジンの根のタイプは直根型ですので、真下に根が伸びていきます。
また、根が肥大化していく野菜なので、しっかりと根が伸びないと上手に出来ません。
●きゅうりをプランターで作ってみたい場合
結論:深さよりも面積の大きいプランターを選びましょう。
ニンジンと違いきゅうりは根が浅く広く張りますので、深いタイプでも対応可能です。
●色々な野菜を作ってみたい場合
結論:深くて広いプランターを選びましょう。
大は小を兼ねるという言葉があるようにプランターもこれに当てはまります。
プランターが深すぎて野菜が出来ないことはありません。
プランターが広すぎて野菜が出来ないこともありません。
季節によって野菜は色々と選び、栽培することが出来ます。
その度に野菜に合わせたプランターを買うには意外とお金がかかります。
ですので、お勧めしたいのは深型の大きなプランターを選ぶことをお勧めします。
素材からプランターを選ぶコツ
プランターの素材にも幾つかの種類があります。
-プラスティック-
-発泡スチロール-
-木製-
-金属製-
-素焼き製-
上記の素材は、一般的なホームセンターや苗屋さんなどで販売されている種類だと思います。
結論:どれを選んでも野菜は出来ます。
よく、このプランターは排水性がいいとか、保水性がいいとかありますが、気にしないでください。
このような、物理的な問題で関わりが強いのは、土と水やりの方法です。
現在ホームセンターなどで販売されているプランターは、大きな影響を及ぼす粗悪品はありません。プランター選びに関して素材自体はそこまで重要ではありません。
ですので、素材選びの本当に重要な点は
・どのくらい使えるのか(耐久性)
・デザインや色(見栄え)
・重量(重すぎないか)
これは購入者様各自のお考えですが、最も注意して頂きたいのは、安すぎるプランターです。
すぐ壊れてしまう可能性があります。安いが故のよくある失敗談です。
置き場所からプランターを選ぶコツ
ベランダに置くのか、室内に置くのか、またはスペースの大きさなどが関わります。
結論:中くらいのプランター1個から始めましょう。
本当は深くて大きいプランターが、どんな野菜にも万能ですし、野菜栽培にはもってこいなのですが
ホームセンターで見たサイズの感覚と実際に家に置いた感覚がだいぶ変わります。
また、深くて大きいプランターの場合、何本も野菜を育てることが出来ますが、それがぐんぐん成長してくるとスペースがどんどん野菜に覆われてきます。
小松菜やホウレンソウなどの葉物類なら大丈夫かと思いますが、きゅうりやゴーヤあたりは、予想をはるかに上回る大きさになります。
緑のカーテンを作りたい方は良いですが、洗濯物を干すスペースまで取られてしまったら、何本か間引くしかなくなってしまいます。せっかく育てた野菜を間引くのは心苦しくなります。
まずは中型のプランターを選び、自分の家庭菜園スペースと野菜の成長後のスペースを体験されてから大型プランターを選ぶ方が良いでしょう。