スイカの育て方

水やり
スイカは過湿を嫌う作物なので、土の表面が乾いているときにたっぷりと水をあげるようにします。

過湿になると根腐れを起こしたり、トラブルの元になります。株元の土がくぼんでしまっていると水が株元にたまり、部分的な過湿状態を招いてしまいます。株元の土を周囲より少しだけ高くしておくことで、適湿を保ちやすくなります。
追肥
多肥にするとつるぼけを起こし、花が飛んでしまいます。第1果が着果するまでは、追肥は必要ありません。第1果着果後、1株あたり20グラムを目安に化成肥料を与えましょう。株元を避けて、全体に散らすようにして追肥します。その後は2週間に1回、1株あたり10グラムを目安に追肥を行います。ただし追肥は必ず株の様子を見て判断するようにします。葉の緑がどす黒いほどに濃かったり、つるの勢いが強い場合には十分に肥料が効いていますから、追肥は肥料が抜けてくるまで見送りましょう。
支柱立て
本葉が6~7枚になったら、親づるを間引きします。この時、同時に支柱を立てましょう。ベランダ菜園では空間的な制約から空中栽培が基本になります。もしベランダが十分に広かったり、屋上で栽培する場合など、広い空間を確保できるようなら、よしずを敷いて地這い栽培とすれば支柱は必要ありません。

本支柱は角型プランターの場合は両端に2本ずつ、株全体を囲い込むように立てます。両端に2本ずつ立てた支柱はそれぞれ先端を紐や針金で括ります。さらに水平に1本支柱を渡し、両端の支柱の先端と固定することで強度が増します。枠組みができたら、地際から30~40センチ間隔になるように、水平に紐や針金で支柱全体を囲います。

丸型のプランターの場合はプランターのふちに沿って、等間隔に4本立てましょう。地際から30センチ間隔で紐や針金を水平に回して囲い、あんどん仕立てにします。

いずれの場合も収穫前には果実の従量を支柱で支える必要があるため、支柱は必ずプランターの底までしっかりと差し込みます。
間引き・剪定・摘花
親づるを間引きすると、子づるがぐんぐん伸びてきます。子づるの中から勢いのよい2本を選んで2本仕立てとし、残りの子づるは取り除きましょう。

孫づるは放任でも構いませんが、つるや葉が込んでくる場合には必要に応じて剪定します。

また、8節目までの雌花は着果しても形の悪い実になってしまうことが多いため、8節目までの雌花は全て摘果します。
人工受粉
スイカは虫媒花ですが、特にベランダ菜園では虫が媒介して受粉が行われる確率が低いため、人工受粉を行うのが確実です。13~23節あたりに咲く第3花を狙って受粉させましょう。

人工受粉は朝のうちに行います。雌花が咲いたら、雄花を根元から切り取り、花びらをすべて取り除きます。露出させたおしべを柱頭にこすりつけるようにすれば、人工受粉が完了します。

雄花と雌花は花の根元に子房があるかどうかで見分けます。雄花には子房がありませんが、雌花には将来的に果実になる小さなふくらみがあります。また、人工受粉を行った日をタグなどで記録しておくと、収穫適期を判断する材料にすることができます。
摘果
子づる1本あたりの果実は1つまでに制限します。2本仕立ての場合、1株から2つの実がとれる計算になります。

それ以上の果実は全て摘果の対象です。人工受粉を行わなくても、受粉が行われることがあります。受粉後1週間程度、子房が卵大の大きさに膨らんできたら、根元から取り除きます。
収穫
受粉後、おおよそ30~40日程度で収穫適期を迎えます。ただし品種によって多少前後するため、品種ごとの収穫適期を事前に確認しておきましょう。スイカは見た目で収穫適期を判断するのが非常に難しい作物です。そのため、受粉日からの経過日数で収穫してしまいます。人工受粉した日を書いたタグをくくりつけておけば、収穫の適期を逃すことがありません。

スイカは日中に光合成で作った栄養を夜のうちに糖に変換してたくわえるため、朝のうちに収穫を行うと甘い実がとれることが多いです。

スイカの防除

害虫対策
スイカは、他のウリ科植物同様、アブラムシやウリハムシによる被害を受けます。特にアブラムシはウイルス病を媒介するため、運が悪いとウイルス病に侵され、最終的には株を撤去しなければならなくなるおそれもあります。初発のうちは見つけ次第捕殺することで対応できますが、多発の傾向が見えたら、アブラムシにはオレート液剤を、ウリハムシにはマラソン乳剤を散布して対応します。
病害対策
スイカの栽培ではうどんこ病に注意しましょう。葉の表面に白い斑点があらわれ、斑点の現れた部分から黄色く枯れてきたらうどんこ病です。多湿な環境ではうどんこ病発生のリスクが高まるため、つるを誘引するときはあまりみっちりと詰め込みすぎず、ある程度の風通しを確保するようにしましょう。病変の現れた葉はすぐに摘み取って処分し、株全体にカリグリーンを散布して対応します。

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