セージはハーブの中でも代表的な品種で多くの家庭で育てられています。古代ギリシア時代から香辛料・薬用として使われていましたが、日本に輸入されたのは江戸時代に入ってからなのです。この記事ではセージの育て方や育てるうえでの注意点についてご紹介いたします。

セージについて

多年草であり毎年花を咲かせるハーブです。「庭にセージを植えてある家庭は病気もこない」などまで言われており、その不老長寿のハーブと言われる所以は、やはり古代から薬用として多くの方を救ってきたからでしょう。長生きしたいのならば5月にセージを食べるとよいとも言われており、そのような謂れを大切にする家庭では多く育てられてます。花言葉は「幸福な家庭」と、まさに幸せを運んでくれるハーブです。
とても丈夫なハーブとして有名ですが、多湿状態が苦手ですので外で育てる際には雨に注意してください。特に暑い地域での夏場の蒸れや暑さに少し弱ってしまう事もあるかもしれません。過酷な温度環境が続くようでしたら室内に移した方が元気に育ちます。
品種も豊富に展開されており、一般的な「コモンセージ」から、赤紫色の葉の「パープルセージ」など色の違いから、料理やハーブティーに適している品種、香りが強く精油をとることのできる品種まで様々です。中にはセージを使ったハーブティーをうがい薬として使う場合もあるそうで、その使い道は非常に多岐にわたります。

セージの育て方

種から育てても苗から育てても特に変わったことはなく、通常のハーブの育て方と全く変わりません。日光を好む植物ですので、日当たりの良い場所に置いて育ててください。あまり日の当たらない場所ですと茎が細くなり、葉にもツヤが無くなって花が付きにくくなります。寒さに強いハーブですが、日本の酷暑には耐えられず、特に直射日光は危険です。風通しの良い場所を探して蒸れに気を付けて育てましょう。
水やりについても他の植物と変わらず、土が乾いたと思ったら一度にたっぷりと水を与えてください。真夏の水切れには注意ですが、あまりやりすぎると多湿状態になり、根腐れや害虫の被害を受けやすくなります。根が弱くなるとダニなども付いてしまうので水やりについては気を付けましょう。一般的に種まきが4月から、植え替えは5月あたりからと言われており、肥料は一度花が咲き終わるまで月に一度、その後の生育を考えて9月ごろにもう一度肥料を与えると良い案配になると思います。

セージを長く育てるための方法

多年草であるセージは1~2年に一度植え替えを行うことによってよりのびのびと育ちます。植え替えは根を優しくほぐし伸びすぎた部分をカットして、新しい土を使い再び植えてあげましょう。ハサミは消毒したものを使ってください。もし根から菌が侵入してしまい病気になってしまったらもうどうすることもできなくなります。
他の植物とほとんど変わらない栽培方法で非常に手軽であるため、古来から人々の間でも幅広く育てられていたのでしょうか。どのような理由で伝わったかは不明ですが、花を咲かせ見た目も美しく、尚且つ食用や薬用として使えるセージはまさに一家に一苗あれば安心できるかもしれません。

アカンサスの魅力は雄大さです、と言われるとよっぽど大きくなるのかと思いますね。確かに草丈は1メートルぐらいで生育が良い60センチぐらいの花穂が空に向かって伸びます。鉢植えにするとやや小ぶりになるので心配はいりません。アカンサスはギリシャの国花で、古代ギリシャの建築物にもモチーフとして取り入れられる古いハーブです。寄せ植えにせず単独で十分な存在感を持つ美しい彫刻のような姿は、一度育てるとやみつきです。和名は「ハアザミ」で葉はアザミに似ていますが棘はありません。キツネノマゴ科の宿根草で、薄紫色の「がく」と白い花びらが特徴です。見た目よりもずっと育てやすいハーブの一つです。

アカンサスの品種

最もポピュラーなのは「アカンサス・モリス」という品種です。種から育てると多少個体差は出ますが育てやすい品種です。がくが薄緑色の「アルバ」や葉の切れ込みが大きくやや小型で赤みの強い「スピノサス」も人気です。やや小型で葉が黄金色、軸が赤くてコントラストの美しい「ホラーズ・ゴールド」という珍しい品種もあります。

アカンサスの栽培時期

開花期は3月から9月ぐらいまでと長く楽しめます。地域差は多少ありますが、暖かい地域なら周年開花することもあります。
植え付けは3月から5月と9月から11月初旬ぐらいまでです。
肥料は植え付けから生育が盛んな時期にかけて与えます。

アカンサスのプランターと用土

スピノサス種ならプランター栽培ができるぐらいの大きさです。直径が70センチぐらいの樽型プランターに植えると良い感じですね。ベランダの角などに置くと大型ですが上品なフォーカルポイントになります。10号(直径30センチ)以上の鉢であれば少々小型にはなりますがちゃんと育ちます。

用土は肥沃で水持ちが良く、かつ水はけのよいものが適しています。市販の培養土でかまいませんが、大型プランターに植えると若干水はけが悪くなるのでごろ土などを混ぜておくと良いでしょう。

アカンサスの種蒔きと植え付け

種蒔き
ソメイヨシノの開花時期に合わせて蒔くと良いでしょう。3号(直径9センチ)ぐらいの鉢に1粒ずつ蒔いて2センチほど土をかぶせます。水やりや施肥をしながら育てると開花までは3年から4年ぐらいです。長い!と思うかもしれませんが、これも植物栽培の楽しみです。

苗の植え付け
3月から5月か9月から11月ぐらいが適期ですが、あまり時期は問いません。元肥をあらかじめ用土に配合しておきましょう。ポット苗は根鉢を崩さないことが大切で、植えこんだら根鉢と土をよく抑えてなじませてやります。

アカンサスの置き場所

やや日陰から日当たりの良いところまで、あまりところを選ばずに育ちます。ただ、日当たりが良いところの方が花付きがよいですし、西日が当たるところではちょっと弱る時もあります。葉の鑑賞が主であれば日陰でも大丈夫です。

耐寒性はマイナス5度程度まで、比較的寒さに強いのでほぼ防寒対策なしです。しかし、鉢の中の土まで凍結するような地域では鉢を軒下に移動してやった方がよいでしょう。品種によっては落葉したり地上部が枯れたりしますが、宿根草なので春になれば芽吹きます。

根がゴボウ風にものすごく伸びます、ベランダなら良いのですがもし地植えにする場合は枠植えにしないとあちこちがアカンサスだらけになる可能性があります。地中30センチ以上は板などを埋め込んでアカンサス区画を分けてやりましょう。

アカンサスの増やし方と植え替え

根伏せ
ゴボウのような根っこを10センチぐらいの長さにカットして浅く埋めておきましょう。芽が出て株ができる簡単な方法です。

株分け
3月から4月ごろか秋の10月以降が適しています。株元から芽が出てくるので、それがある程度大きくなったら切り離して植え付けましょう。あまり小さく分けないようにするのがポイントです。

植え替え
真夏と真冬と開花期を除けばいつでも大丈夫です。土の表面が固くなってきたリ水はけが悪くなって来たら植え替えの時期です。掘り上げた後の鉢土を使う場合はよくふるってアカンサスの根を除かないと芽が出ます・・・

アカンサスの水やりと肥料

用土の水はけの良さと適度な湿気を好みますので、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。春と秋の成長が盛んな時期は極端な感想を避け、葉がしおれかけていれば水やり回数を増やすなどしましょう。

肥料は植え付けの用土に緩効性肥料を混ぜておきます。そのほかの時期は春と秋に株元に緩効性肥料を蒔いてやります。液体肥料であれば3月から10月いっぱいまで、月に2回程度水やり代わりに薄めてやります。

アカンサスの花がら摘み

花穂がとても長いので、1本の花の時期もとても長いです。ひと通り咲き終わったら花穂を元から切り取ります。この作業をしないと栄養が滞るので次の花が咲きにくくなってしまいます。

アカンサスの病害虫対策

病気はほとんどありません。害虫はセンチュウの被害を受けることがあります。センチュウは土の中に生息する1ミリ以下の害虫で見つけにくいというよりも見つけることはかなり難しいのです。根っこに寄生して栄養を吸い取るので最終的には植物を枯らしてしまいます。

アカンサスの育て方のポイント

水はけが悪いと根腐れします。いくらかの湿り気は必要ですが基本的に水はけのよい土に植え、表土が乾いてから水やりしていれば大丈夫です。生育が盛んな時期は葉の具合を見て水やり回数を加減しましょう。
花穂がひと通り咲いてしまったら早めに切り取らないと次の花が咲きません。
冬季にあまりにも雪が降る場合などは軒下に移動しましょう。

アカンサスの効果

民間療法で葉や根が利用されます。利尿作用・止血・止瀉薬・けいれんなどにも有効です。ただし、食用にはなりません。タンニンが多く含まれるので、葉は染料にも利用されます。花穂が長いので玄関などのアレンジメントにしたいところですが、花は結構な匂いがします・・・好き好きかもしれませんが、置き場所を選ぶ匂いです。

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