本格的な料理店に行けば、料理の付け合わせとして何かしらのハーブが使われることがよくあると思います。確かに料理のレシピを眺めていても、あまり日常生活では使わない様なハーブの名前が出ることも多いです。あれらはあくまで調味料や香辛料として使われ、必要不可欠とは言えないのかもしれませんが、使ってみると確かにその香りの奥深さが身に染みてわかると思います。この記事では料理の香辛料・調味料として使えるハーブを厳選して5つご紹介いたします。
マーシュマロウ
名前がお馴染みのお菓子に似ていますが、このハーブはマシュマロの原料として使われています。香りはほとんどありませんが、ほのかな甘みがあるため、紅茶に利用されることの方が多いかもしれません。のど・消化器系の粘膜を修復してくれるマーシュマロウは古くから薬草としても使われてきました。特にヨーロッパでは伝統医学として使われていたという歴史もあります。お腹を壊している時などに紅茶にして飲むと効果が期待できるでしょう。
シナモン
お菓子や紅茶によく使われるシナモンはハーブの一種で、抗菌作用や血糖値を下げる効果もあるため体に健康をもたらすだけでなく、気持ちを落ち着かせてくれるという効果もあります。花言葉は「純潔・洗浄」と言われ、昔はとても貴重なスパイスだと貴族しか使用できないものでした。育てる際には寒さに弱いため、冬越しは室内で行った方が良いでしょう。だいたい5~6月になると花を咲かせます。
バジル
こちらも料理ではお馴染みで、パスタソースやドレッシングに使われることも多くあります。品種の数もとても多く、現在では150種以上が確認されています。実は栽培も簡単で、植物を育てた事のない初心者の方でも気軽に取り組めるハーブです。食べるだけでなく観賞用としても使われ、多くの家庭で育てられている植物です。
ローズマリー
可愛らしい花を咲かすローズマリーは、集中力や記憶力を高めるハーブとも言われており、魚・肉料理の味付けに使われる以外にも紅茶やお菓子に取り入れられるなど口に入る用途のほか、脱毛やフケの症状に聞くとも言われ、精油がシャンプーとして使われたりすることもしばしば。優れた神経刺激剤として有能なローズマリーは血中コレステロールを正常な値に戻すなど非常に人の身体に優しい効果が多いのにも関わらず栽培はとても簡単ですので是非チャレンジしてみてください。
わさび
日本代表のハーブとしてお馴染みのわさびは、どのような料理に適しているかほとんどの方がご存知だと思います。根を摩り下ろして薬味として使うことがほとんどでしょう。辛みがとても強く殺菌作用もあるため生ものを食べる際にはピッタリの調味料です。他にも日本を代表するハーブとしてしそやよもぎ、ゆずなどが挙げられます。
料理のアクセントとして使うハーブ
これらは全て香辛料や調味料として使われるもので、主役として扱われることは非常に少ないハーブです。しかし、それぞれ人の体に良い効果があったり美しい花を咲かせたりと、様々な形で人々を癒してくれます。上記で紹介したものはハーブの中でも比較的育てやすいものばかりですので、今まで植物を育てた事のない初心者の方でも是非挑戦していただきたいです。