日本ではキンセンカの呼び名で切り花や花壇に人気のカレンデュラは、色のない真冬にも鮮やかなオレンジ色の花をを咲かせて楽しませてくれます。南ヨーロッパ原産ですが日本でも房総半島などでは切り花用として栽培されていて、春を告げる風物詩ともなっています。カレンデュラの花はエディブルフラワーはもちろんですが、メディカルハーブとしても有名です。

カレンデュラの品種

「中安」という品種が切り花でも出回っているもので背丈も高めです。花径2センチほどの「冬知らず」は強健な品種で開花期もとても長いものです。矮性種の「フィエスタ・ギタナ」は淡い色合いの花が美しいです。

オフィシナリス種とアルウェンシス種に分類されます。「薬用の」という意味のオフィシナリス種は花が3センチから10センチで色は暖色系で八重咲が多い種です。アルウェンシス種は「田畑に生える」という意味で花色は黄色、ヒメキンセンカとも呼ばれています。ヒメというとおり、花の大きさは1.5センチから2センチ程度で黄色です。

カレンデュラの栽培時期

開花期は真夏以外ですが、環境に慣れてくると年中咲いています。
苗の植え付けは9月中旬から4月ごろまでで真夏以外は植えつけられます。種蒔きは3月から4月、9月から11月初旬あたりまでが良いでしょう。発芽温度は20℃ぐらいです。
肥料は真夏以外の生育が盛んな時期に与えますが冬場は少し少なめにしましょう。植え付け用土には緩効性肥料を混ぜておきます。

カレンデュラのプランターと用土

プランターは60センチぐらいのもので良いでしょう。たくさんの花を咲かせるのでもっと大きいものに植えこんでも見ごたえがあります。60センチなら苗が4株から6株は植えられます。マメにお手入れをして風通しを確保できれば間隔が詰まった6株でも十分育ちます。

用土はあまり選びませんが酸性土壌は嫌います。苦土石灰があれば赤玉土7:腐葉土3に少し混ぜておくと生育が良くなりますが、特に配合しなくても市販の草花培養土で十分です。

カレンデュラの種蒔きと植え付け

強い性質で去年のこぼれ種でも今年発芽するぐらい良く増えます。4・5年前に買った種が出てきた・・・という時にも蒔いてみると発芽したりするほど強いハーブです。ポット苗を作っても良いですが直播で十分ですね。プランターに8分目ぐらいの用土を入れて筋蒔きにして1センチ弱の土をかぶせます。土が乾かないように水やりをしながら1週間ほど待てば発芽します。秋蒔きの方がその後の生育も良いのでオススメです。本葉が3枚程度になったら葉と葉が触れ合わない程度に間引きます。本葉が6枚ぐらいになったら他のプランターに植え付けるか、株同士の間隔が10センチから15センチになるぐらいにしましょう。

耐寒性は強いですが、秋蒔きで芽が出たばかりの時には霜が当たると傷みます。霜よけの寒冷紗をかけてやるか軒下あたりに移動させると良いでしょう。

苗購入して植え付ける場合は鉢なら5号鉢(直径15センチ)に3株ぐらいまでなら植えられます。株の外側の葉が傷んでいたら過湿や病気の元になるので、キレイに切り取ってから植えつけましょう。

カレンデュラの置き場所

日当たりと水はけを確保しましょう。日当たりが悪いと花の付きが悪くなりますが、逆に日当たりを確保できさえすれば花がずっと咲き続けます。耐寒性はかなり高く、花芽が付いていない株ならマイナス15度ぐらいまでは大丈夫です。花芽が伸びていたり種蒔きからまだ間がない芽は霜や凍結によって傷むので軒下へ移動しましょう。

カレンデュラの増やし方

開花後に種を保存したら秋に蒔いて増やします。今年の種は今年蒔いた方が発芽率は格段に良いですが、寿命が長いので5年ぐらいの保存はできます。

カレンデュラの水やりと肥料

乾燥に強いので、用土が乾いたら鉢穴から流れるまで水やりをします。過湿が続くことに弱く根腐れをすることがあるので、水やりは必ず用土が乾いてからやるようにしましょう。

肥料は植え付け用土に緩効性肥料を混ぜたらあとは10日から15日に1回薄めた液体肥料を与えます。チッソ分が多いとやせて間延びし、花が少なくなったり病気の元にもなります。あまり厳密に考えるほどではないので「やりすぎない程度」にすると良いですね。

カレンデュラのお手入れ

矮性品種などは本葉が10枚前後に増えたら間引きします。芽数が増えて幅広い株になって花も増えます。種を収穫する以外は花が終わったらこまめに摘み取りましょう。種のために栄養分を取られて株が弱ります。

カレンデュラの病害虫対策

風通しが悪かったりして過湿になるとウドンコ病が発生します。花がらや色が変わっている葉をこまめに摘み取り、水もやりすぎないようにします。葉が小麦粉まみれのように白くなっていたら殺菌剤をかけると良いでしょう。葉に黒い斑点が出たら炭疽病かもしれません。次第に広がる可能性があるので株ごと抜き取ります。夜になると出てきて葉を食い荒らす芋虫がいたらヨトウムシです。オルトランなどをあらかじめ土に蒔いておくと予防にはまります。

カレンデュラの育て方のポイント

真夏以外は花がどんどん咲きます。種を採る花以外はこまめに花がらを摘みましょう。
霜が降りたり雪が降るような時期には、発芽間もない芽や花芽が付いている株は軒下へ移動するか寒冷紗をかけましょう。

カレンデュラの活用法

カレンデュラの花をオリーブやヒマワリの油で浸出させたものは美容効果や殺菌効果が高く、海外の化粧品ブランドなどでも販売されています。肌の乾燥がひどい時のクレンジングや保湿オイルとしての用途ややけどや傷ができたときの薬として、妊娠線対策のマッサージや赤ちゃんのオムツかぶれなど活用の幅が広いです。βカロテンが豊富で肌の保護や新陳代謝を活発にする作用があります。エディブルフラワーとしてサラダにトッピングしても良いですし、ティーとして飲めば婦人科系の症状や弱った胃腸を改善させる薬効があります。たくさんの花を眺めながらカレンデュラティーでリフレッシュ出来たら素敵ですね。

ローズマリーはハーブの一種で栽培が非常に簡単と言われており、ガーデニング未経験者でも気軽に育てることが出来る植物です。キッチンハーブとも言われ卓上サイズの鉢でも育てられ、手間もほとんどかからないため小さいインテリアとして特に女性に人気があります。この記事ではそんなローズマリーの育て方と育てるうえでの注意点をご紹介いたします。

ローズマリーについて

直接口にすることは少ないですが、ハーブティーとして使ったり料理の香りづけや香水の材料として使用することが多く、幅広く愛されているハーブです。何も使わなくても、花も咲き見栄えが良いため観葉植物として一つのインテリアにもなります。本来の原産地での姿は、長さが2mほどまで成長して非常に大きいです。鉢植えで育てていてもどんどん伸びていきますので年中葉が取れたりと長く楽しめるハーブです。多く取ってしまっても枯れずに再び芽を出すため非常に生命力あふれる植物の一つです。
もちろん庭に植えても問題ありませんが、ベランダ菜園や室内でも小さいサイズでも楽しめます。ほとんどの植物では苗と種でどちらから育てるか悩みますが、ローズマリーのような人気の品種は既に綺麗な植木鉢に入っている状態で販売されている場合もありますので、もし初めて育てるため自信が無いという方はこの状態の商品を購入するのも良いでしょう。

ローズマリーの育て方

ローズマリーは日光が好きな植物ですので、出来るだけ日当たりの良い場所で置いておきましょう。そして水をあまり必要としない性質ですので数日水やりを忘れてしまっても枯れることはありませんが、土が乾いたと思ったら一度にたっぷりと水を与えてください。肥料についても、液体肥料を10日に1度与えればより元気に育ちますが、肥料を与えなくても成長しますのでご安心ください。もし元気がなさそうに見えたら使ってあげましょう。
そして収穫の時期についてですが、葉が15cm以上に育ったら一度収穫してみてください、一番太い茎から伸びている葉や細い茎を10cmほど切り取ります。収穫した葉はそれぞれの使い道があると思いますが、今までの料理やハーブティーに加えると、ひと味違う物として食べられます。一度に多く収穫して、ほとんど葉が残らない状態にすると枯れてしまうかもしれませんので、収穫は使う分のみにしましょう。もしたくさん生ってしまい使い道に困るという方は、容器に乾燥材を入れて冷凍保存することも可能です。1ヶ月は持ってくれるのでお試しください。

ローズマリーと他の植物の相性

よく寄せ植えでローズマリーを使う方も多いですが、繊細な花が他の植物と組み合わさって非常に美しく見えます。ハーブですが他の花との寄せ植えも可能ですので、成長サイクルをチェックして似た成長期の花と組み合わせてみてください。
ローズマリーは順調に育てられれば1ヶ月ほどで収穫出来て一日一日の成長が早く、短い間で大きくなっている植物です。葉の使い道も食用から香りづけ、観葉植物のように扱ったりと楽しみ方も多種多様ですので、今までハーブを育てた事が無いという方もローズマリーは特別難しくありませんので、是非この機会にチャレンジしてみてください。

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