ハーブに分類されるルッコラは、サラダやピザ、パスタなどに加えて食べると香り高くいつもの料理を一味違う物に変えてくれる植物です。プランターでベランダ菜園としても栽培できるルッコラは、今まで植物を育てた事のない方でも栽培方法を知れば簡単に育てられるハーブです。この記事ではルッコラの育て方と育てるうえでの注意点についてご紹介いたします。

ルッコラについて

栄養価も豊富でありながら様々な料理で使えるため、効率よく体内に良い成分を摂取することができます。生育が非常に早くてすぐに食べられる状態まで育つためお試しで植物を育ててみたい方にもおすすめです。味はかすかにゴマの風味が漂い、ピリッとした辛みが特徴的で、混ぜご飯として食べても良いかもしれません。
ある程度の耐熱性と耐寒性は兼ね備えていますが、日本の酷暑や厳寒では上手く育たないため、出来れば15~25℃の間に育てましょう。しかし発芽可能な温度は-5~40℃ですのでその点は他の植物よりも頭一つ抜けて優れています。多湿に弱いという特徴もありますので、梅雨時には雨除けなど対策が必要です。春植えと秋植えがあり、春植えは4~6月あたりで秋植えは9~12月の間になります。しかし春の方が暖かく害虫被害に遭いやすいため、初めて育てるという方は秋からの栽培をおすすめします。

ルッコラの育て方

ハーブ類はほとんどの場合プランターを使い育てると思いますが、大きさは標準サイズのもので問題ありません。そしてルッコラの種はとても小さくすぐ水に流されてしまうため、種を植える前に水やりをしておきましょう。だいたい1cm間隔で蒔いていきます。蒔いたらその部分を優しく抑えて、種と土を密着させてください。多湿を嫌う植物ですので、ここからの水やりは土が乾いたと思ったら一度にたっぷりと水を与えてください。芽が小さいうちはジョウロの水圧で倒れたり流されたりしないよう丁寧に優しく与えましょう。
ルッコラは定期的な間引きが必要で、最初は蒔いた種がほとんど発芽したと思ったら形の悪いものを引き抜いて間隔を3~4cmほどにします。二回目は本葉が4~5枚程度になったら行い、4~5cmほどの間隔にします。これほどの間隔になったらもう必要ありません。育てていくうちにトウ立ちして花が咲いてしまう場合がありますが、この状態になると葉が固くなってしまいますので早めに摘蕾する必要があります。余談ですが摘蕾した花・蕾は生でも加熱しても食べられるためそのまま食卓で使うことが可能です。
肥料についてですが、ルッコラは上記の二回目の間引きが完了した際に行います。水やりと合わせ液肥を与えても良いですし、化成肥料だとしたら、根に寄せながら混ぜてください。

ルッコラの収穫時期

長さが15cm以上になり、中でも20~25cmに育ったルッコラが食べごろだと言われています。鮮度が落ちやすい植物ですので使う分だけ切り取って収穫してください。この時外葉をかき取って収穫すると長く育てられるためおすすめです。
比較的育てやすく、ハーブの中でも使い道が豊富ですので多く育てても使い切ることが出来るでしょう。初めてハーブにチャレンジするという方には、たくさん食べられて育てやすいルッコラがおすすめです。

現在ではおよそ400種類ほどが確認されているタイムはとても爽快な香りがするハーブとして有名で、肉の臭みを消すためにもよく使われます。タイムは室内でも簡単に育てられるため是非この記事で育て方を知ってチャレンジしてみてください。

タイムについて

タイムの香りは大昔、男らしさをアピールする意味でも使われていたようで、現在考えてもその爽やかな香りは確かに人を引き付けるかもしれません。香りだけでなくハーブの中でも殺菌・抗菌作用が強いなど優れている点は多く、昔はミイラを保存する際の防腐剤としても使われていたようです。品種も多く存在し、市場で多く流通されているのは「コモンタイム」ですが、他にレモンの香りを楽しめる「レモンタイム」や、葉に黄色の斑が入っている「ゴールデンタイム」など、数多くありますのでホームセンターに行った際は一度チェックしてみてください。
一般的に植え付けは4~6月の間に行いますが、タイムは種からでも苗からでも簡単に育てられます。種から育てる場合は3~4月ごろから始めると丁度良い時期に植え付けでき、花を咲かせられるためおすすめです。苗を購入する場合には、葉や茎をよく見て虫がついていないか、葉が傷んでいないかを確認してください。使う土はハーブ用の培養土が一番良いのですが、もし見当たらなかったら水はけの良い土を使いましょう。

タイムの育て方

通常のハーブと同じく、日光が大好きな植物ですので日当たりの良い場所に置きましょう。それに加え風通しも良い環境が理想的です。あまり長く湿った状態が続くのは好ましくないため、梅雨時などは特に気を付けて、室内に移すなどしてください。しかし寒さには強いため、西日本では特に対策せずとも問題ありません。雪が降っても枯れたように見えるかもしれませんが、根は休眠中ですがしっかりと生きていますので春になるとまた芽吹きます。
水やりについても他の植物と同じで、土が乾いたと思ったら一度にたっぷりと水を与えてください。花が咲く季節になったら液体肥料などを施しても良いですが、こちらもあまりやりすぎるとタイムの良い香りが薄くなることもありますので分量には気を付けてください。
そしてタイムはその香りからか、ほとんど害虫が寄ってきません。特に気にする必要は無いかと思いますが、夏場の熱い時期に鉢内が蒸れると根が弱り腐ってしまう事もあるかもしれません。水やりの際は冷たい水を与えて、もし受け皿に水が溜まっておりそれが熱くなっていたらすぐに捨ててください。

タイムを長く元気に育てるための方法

タイムなどのハーブでも、長く育てるのでしたら植え替えが必要になります。だいたい1~2年に1度に行うとよいでしょう。これには根詰まりを防いだり伸びすぎた根をカットしたり、新たな土に入れ替えることで栄養を取りやすくしたりと植物のメンテナンスとしては欠かせない作業です。その他にも1年に何度か余分な葉を摘み取る剪定も行わなければならず、長く育てるにはこのようなお手入れと毎日の変化を見逃さないことが大切になってきます。どれも難しいものではなく、どれだけ植物を観察しお世話しているかが重要ですので、特別な知識はほとんど必要ありません。特にハーブは今まで植物を育てた事のない方でも始めやすい植物ですので、この機会に是非チャレンジしてみてください。

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