芋類はボリュームがあっていろんな料理に使えますし、長期保存もできる優れものですよね。この芋類は家庭菜園で作っても、ほとんど手間がかからず植えっぱなしでも大丈夫で、忙しくてあまり野菜作りに時間が取れないという方に向いています。そこでプランターでも育てることができるおすすめのジャガイモの品種をご紹介します。ちなみにジャガイモは種イモと呼ばれているものを植え付けます。普通にスーパーで売っているものでも植え付けることは可能ですが、消毒がしてあり病害虫に強い種イモを購入したほうが確実です。また昨年に自分で栽培した芋も種イモとして使うこともできますが、あまり大きなものができないのでやはり毎年購入した種芋を使った方が無難です。
人気のジャガイモ「キタアカリ」
ビタミンCが豊富に含まれていて、黄色みがかった色合いでホクホクとして甘味もあり大変人気のジャガイモです。男爵に似ていますが、男爵より滑らかな形で病気にも強く、数も多くなりますので少し大きめのプランターを用意しましょう。堆肥がジャガイモに直接あたると病気が発生しやすくなるので、堆肥を使う場合は種いもの近くにはなるべく使わないようにしましょう。
フランス生まれの大玉「デフラ」
収穫量も多く、でんぷん価が高く粉吹きいもやフライドポテトに向いています。白っぽい色合いでスベスベとしており、皮が薄いので収穫してすぐならたわしでこするだけでキレイに皮がむけます。しっかりとしたジャガイモ本来の味を楽しむことができますよ。お店屋ではあまり見かけないほどの大玉のジャガイモを収穫することができますよ。
不動の人気種「男爵」
日本で一番食べられているという不動の人気種です。成長が早く栽培期間が短いので、追肥や病気の心配も少なく元肥だけで十分なので、家庭菜園で育てるのに向いています。ホクホクとした食感でいろんな料理に使うことができ、握りこぶしほどの使いやすい大きさになりますのでベランダでプランター栽培をするのにおすすめです。
煮物に最適「メークイン」
煮崩れしにく煮物料理の定番品種のメークインは、つるっとした卵型のかわいい形をしています。収穫量は男爵よりも多いですが、あまり大きく成長させすぎると味が落ちるので収穫時期を逃さないようにしましょう。肥料や水分が多すぎると水っぽいうす味になってしまいますので注意が必要です。長休眠しますので、賞味期限が長いのもうれしいです。
赤皮品種「タワラヨーデル」
一見するとサツマイモのような皮の色が赤いジャガイモです。病気にも強く早生で収穫量も多く作りやすい品種です。赤い色の皮にはポリフェノールが多く含まれており、肉質は黄色でホクホクとして、肉じゃがやフライドポテトなど幅広い料理に使うことができます。栗ジャガイモと呼ばれるほど甘みもあり、皮ごと食べることができておやつとしても最適です。
調理しやすい「出島」
男爵よりもなめらかな形をしていて、粒が大きく調理しやすいジャガイモです。ホクホクとしていて甘みとコクのバランスが良く、煮物やフライドポテトにも最適です。皮が薄く皮ごと調理しても美味しくいただくことができます。出島は古い品種で病害虫には強く、どちらかというと暖かい地方での栽培に適しています。