根菜類に分類される野菜は、ダイコンやニンジンなど根や茎などの部位食べるものが当てはまります。他にも果菜類や葉菜類があり、その分類によって栽培方法が似ていたりする場合もあります。今回は初心者向けの野菜よりももう少し難易度の高い根菜類を4つ厳選してご紹介いたします。
ニンジン
ニンジンはご存知かと思いますがカロチンなどの栄養が豊富なため野菜ジュースとしても非常に人気のある野菜です。春まきと夏まきができる野菜ですが、初めて育てるという方は害虫被害が少ない夏のほうをおすすめします。根菜類ですので根を広げて育っていきますが、ミニニンジンなどの小さい品種でしたらプランターで栽培することも可能ですが、それでも深型のタイプを使いましょう。12℃以下になってしまうと根の着色が悪くなり、特に苗がまだ小さい時に低い温度になると成長が止まってしまう事があります。育てやすい品種は「ベターリッチ」などで、小さいものですと「ピッコロ」がおすすめです。
ゴボウ
地中に約50cmの根を伸ばすというゴボウは、プランターで育てることはできませんが、ゴボウの中でもニンジンと同じく短い種類があり、根が40cm以下であるゴボウならば深型のプランターや植木鉢で栽培できます。不溶性の食物繊維が豊富に含まれていると有名で、習慣的に食べていただきたい野菜です。ゴボウはよく発芽し辛いと言われていますが、これは日光と水が不足している場合があります。土を多くかぶせ過ぎず、適度に光をあてましょう。そして種自体が固い殻に包まれているためなかなか水を吸い込みません。植える前に一晩水に浸けて蒔くことをおすすめします。
ショウガ
ショウガも人気のある野菜ですが、家庭菜園で育てられるということはあまり知られていないようです。春にタネを植えると、夏には葉ショウガ、秋からは根ショウガを収穫できます。一般的に3月下旬から5月の上旬までが植え付けの時期といわれています。暖かい気候と日光、湿気が好きな野菜で、水っぽい土地で良く育ちます。乾燥が続いてしまうと根の部分があまり育たなくなってしまいます。しかし直射日光には弱いため注意しましょう。庭で育てる際には、トウモロコシなど背丈の高い野菜の隣に植えるなどで日当たりも考えましょう。そしてジャガイモとは相性が悪いため遠ざけてください。
カブ
奈良時代に日本に来たと言われるカブは、冷たい気候を好む野菜で、比較的害虫や病気などの被害も少なく、よっぽどのことがない限りは失敗し辛い野菜です。根菜類全てに言えることですが、やはり根を張り巡らせる植物ですので庭での栽培を推奨しますが、小さいサイズのものですと深型のプランターで持育てることができます。カブは種植えをする2週間前までには土づくりを完成させておく必要があります。
野菜をよく観察して分かる事
この4つだけでも、細長だったり丸型だったりと形は別ですが全体的に見るとどことなく形状が似ています。上の部分が葉というインパクトはやはり強いです。栽培方法は似ていても、それぞれ暑いのが苦手だったり日光が大好きだったりと特徴が正反対である物が多いですので、是非いろんな野菜を作って自分なりに研究してみてください。