野菜の栽培期間

野菜は、種類によって栽培の期間が大きく異なります。収穫までに時間がかかる野菜は、世話をする期間も長くなるため、栽培の難易度が上がります。気軽に家庭菜園を始めたいという人は、まずは短期間で収穫できる野菜から始めることをおすすめします。
栽培期間が最も短いのは、レタスやコマツナなどの葉野菜で、種まきから収穫まで1ヶ月から2ヶ月です。間引いたものを食べられる葉野菜もあるため、実際には1ヶ月未満で野菜を口にできます。
トマトやキュウリなどの果菜類は、適切な時期に苗から育て始めれば、やはり1ヶ月ほどで収穫することができます。種
から育てると、まず苗になるまでに数ヶ月かかるため、栽培期間は長くなり、難易度も高くなります。
ニンジンやダイコンなどの根野菜は基本的に種から育てます。収穫には最短でも2ヶ月、長いものでは半年ほどかかります。品種改良によって短期間で収穫できる根野菜もあるため、初心者はそのようなものを選ぶといいでしょう。

短期間で収穫できる野菜ホウレンソウ

葉野菜の中でも食卓に上る機会が多いホウレンソウは、最短で1ヶ月で収穫することができます。種まきの時期は春と秋、合わせて4ヶ月間もあるため、種まきの時期を少しずつずらせば、長い期間にわたって収穫することができます。
栽培は植木鉢か、40cm以上のプランターで行います。種は、まく前に一晩水に浸けておくと発芽率がよくなります。種をまいた後、3,4日で発芽します。7日から10日ほどで双葉が開き、本葉が現れたら3cmほどの間隔で間引きをします。さらに大きく育てたければ、5cm間隔まで間引きしましょう。間引いた苗は食べることができます。
ホウレンソウは寒さに強く、-10度という低温にも耐えることができます。ただし気温が下がると生育が悪くなるため、寒冷紗などで寒さ対策をしたほうがいいでしょう。ホウレンソウは半日陰でも育てることができます。日に当たりすぎるとトウが立ってしまうので、日照時間の長い春以降の栽培には気をつけましょう。トウの立ちにくい品種もあります。

短期間で収穫できる野菜ピーマン

実野菜であるピーマンは、苗から育てれば1ヶ月ほどで収穫することができます。ピーマンの苗を育てるのは難しく、時間もかかるため、初心者は苗から育てることをおすすめします。
苗の植えつけは4月下旬から6月上旬にかけて行います。プランターは60cm以上で深さがあるものを使います。複数の苗を植える場合は、間隔を20cm以上開けましょう。植えつけから苗が土に馴染むまでの1週間ほどは、毎日水やりをします。その後は土が乾いてから水を与えましょう。2週間ほど経って背が高くなってきたら、支柱を立て、茎をやさしく結びつけます。ピーマンは、花が咲いてから実がなります。実が6,7cmほどの大きさになったら収穫しましょう。

短期間で収穫できる野菜二十日大根

二十日大根は、その名の通り種まきから収穫まで20日ほどしかかからない野菜です。ラディッシュと呼ばれることもあります。見た目はカブに似ていますが、味は大根に似ています。少し苦味があることが特徴です。大根より少し固めの食感ですが、生でも食べることができます。発芽するための温度が、12度から28度と幅広いため、真夏と真冬を除けば一年中種まきができます。冬に育てた場合は、収穫まで50日ほどかかります。
二十日大根は狭いスペースで栽培することができます。植木鉢か、20cm以上のプランターで栽培しましょう。種は日光を嫌うので、種の上からしっかり土をかぶせます。発芽率がたいへん高く、生育スピードも早いため、間隔を空けて種まきします。発芽後、密集しているようであれば間引きを行います。土から少し頭を出した実が2,3cmの大きさになったら根元を持って収穫しましょう。収穫時期を逃すと実が割れてしまいます。

ニンニクの育て方で準備するもの

以下に紹介するものを準備して、初心者でも簡単にベランダでプランター栽培を始めましょう!
プランター

標準サイズ(60cm)以上のプランター。深さは20cm以上あればニンニクは十分育ちます。

プランター栽培の場合は野菜用園芸土(培養土)が手軽でお勧めです。
ニンニクの種球

秋頃になるとホームセンターや園芸店でニンニクの種球が販売され始めます。

艶や張りがあり、色むらが無く均一で、ずっしりと重く、芽の部分が大きくしまっている種球を選びましょう。

品種には暖地系と寒冷地系があるので、風土にあった種球を確認して購入しましょう。
鉢底石
プランターの底が隠れるぐらい準備しておきましょう。

ニンニクの種球の準備

種球の前処理をする
種球は丸ごと売られている場合がほとんどです。

外側の皮を剥いて1片(鱗片)ずつに小分けします。この時鱗片の皮は剥かないようにします。なるべく大きな鱗片を植えるようにします。腐っている物、色が悪い物、傷がついている物、病斑がついている物、ウィルスに感染している物等は取り除いておきます。

ニンニクの植え方

培養土を準備します。
プランターの底全体に、鉢底石を敷き詰めます。

プランターの6割ぐらいまで土を入れます。
ニンニクの種球を植え付けます。

ニンニクは条蒔きにします。種球の尖った方を上にして10cmぐらいの間隔をあけて置いていきます。条間(蒔き溝と蒔き溝の間)は10~15cm程あけると栽培がしやすいです。その上に土を5~6cmかぶせていきます。土をかぶせたら軽く土を押さえておきます。あまり深く土をかぶせると発芽しにくくなるので気を付けます。

種球を植え付けたらたっぷりと水を与えます。

ニンニクの水やり

発芽するまでは土が乾燥しないようにたっぷりと水を与えます。

発芽をしてからは、やや乾燥気味になるように水を与えるようにします。

ニンニクの芽かきと花蕾

大きなニンニクを収穫するためには、芽かきは大事な作業です。

芽が10cmぐらいになったら一番生育のいい芽を1本残して芽かきをします。

春になるとトウ立ちがはじまります。トウ立ちするとニンニクが大きく育たなくなるので、葉先より長くなってから花蕾は摘み取るようにします。

摘み取った花蕾は調理して美味しくいただけます。

ニンニクの追肥

1回目の追肥は種球を植え付けた1ヶ月後に行います。暖効性のある化成肥料を株間に撒いて土とよくなじませます。

2回目の追肥は2月中旬~3月頃即効性のある化成肥料を与えます。この時に土寄せをして芽を安定させましょう。
ニンニクと害虫
ニンニクは比較的害虫に強い野菜ですが、アブラムシなどがつく場合があります。見つけたら早めに駆除をしましょう。アブラムシは動きが遅いので粘着テープ等を使うと楽に駆除が出来ます。

ニンニクの収穫

葉が30~50%ぐらい黄色く枯れてきたら収穫時期です。天気がいい日に収穫をします。前日雨が降っていた場合は、収穫をしない方が長持ちします。2・3日晴天が続いた時に収穫をしましょう。根元を持って引き抜きます。1個収穫してお尻の部分がへこんでいたら収穫に適した時期なので、他の苗も一緒に収穫をします。

ニンニクとは

ニンニクは土の中で育つために根と思いがちですが、ニンニクとして食べている部分は茎が大きく育ったもので、地下茎と呼ばれています。

ニンニクは独特の香りが料理に深みと味わいを持たせるので、中華料理やイタリア料理などでよく用いられます。

収穫したてのニンニクは、ホイル蒸しや素揚げにして頂くと、ほくほくの食感と甘みが楽しめます。

長期保存をしたい時は乾燥をさせて保存します。

みじん切りにしてオリーブオイルにつけて保存する方法もあります。冷蔵保存で1年程保存が可能です。パスタの味付けや冷奴のトッピングにすぐに使えてとても便利です。

オクラ

夏野菜の代表であるオクラは、種からでも育てられますが、発芽率があまり高くないため、初心者は苗からの栽培をおすすめします。植え付けは、5月上旬から6月中旬に行います。60cm以上の深型のプランターに、株間を25cm以上空けて植え付けます。オクラは日当たりがいい場所を好みます。アフリカ原産の野菜のため暑さには強く、生育適温は20度から30度です。1日中よく日が当たる場所で栽培しましょう。
オクラは、1mから2mほどに生長するので、丈が30cmほどになったら支柱を立てる必要があります。生長してからも使い続けられるような長い支柱を、茎にひもでゆるめに結びつけます。支柱は倒れないように鉢底までしっかり差し込みます。
オクラは、植え付けから50日ほどでクリーム色の花が咲き始めます。開花から1週間ほどで実が生長し始めます。実が7cmくらいになったら柔らかいうちに収穫しましょう。収穫が早すぎるとネバネバの食感が楽しめず、遅すぎると実が固くなってしまいます。気温が高い夏の時期は特に生育スピードが速くなるので、収穫適期を見逃さないようにしましょう。
収穫が終わったら、収穫した実よりも下にある葉を全て切り取ります。この作業には、風通しを確保することと、養分が葉の方にいかないようにする目的があります。

モロヘイヤ

モロヘイヤはカロテンやビタミンB、鉄、カルシウムなど多くの栄養素を含む野菜です。熱を加えることでネバネバした食感を楽しむことができます。苗の植え付けは5月中旬から6月下旬までに行います。60cm以上のプランターに、株間を30cm以上空けて植え付けましょう。モロヘイヤは乾燥を好むため、土がしっかり乾いてから水を与えます。夏の間は、水やりは早朝か夕方に行いましょう。
植え付け後30日ほどで、草丈が40cmから50cmほどになったら収穫の時期です。根を引き抜くのではなく、先端の10cmから15cmを摘み取って収穫します。先端を摘み取ることでわき芽が成長し、株全体にボリュームが出ます。花が咲くと葉が硬くなってしまうので、こまめに摘心を行いましょう。収穫した芽は日持ちしないため、その日のうちに食べるようにしましょう。

サトイモ

熱帯地方原産のサトイモは、高温多湿を好みます。日本の気候にも合っているため、簡単に育てることができます。サトイモは種芋から育てることが一般的です。植え付けは4月中旬から5月下旬までに行います。60cm以上の深型のプランターに、間隔を30cm以上空けて芽を上にして植え付けます。植え付けご5cmから10cmほど土をかぶせます。
サトイモは乾燥に弱いため、土が乾燥したらすぐに水をたっぷり与えましょう。乾燥防止のために、マルチングを施してもいいでしょう。
株が成長してくると、サトイモが土の表面に出てきてしまいます。収穫量を確保するために、定期的に株元に土を寄せ、イモを常に土の中に入れておくようにしましょう。
収穫時期は、植え付けから150日から180日です。10月下旬ごろに、葉が黄色くなり始めたら収穫のタイミングです。収穫は晴れた日に行いましょう。ナタなどで根元から株を切りますが、根元から出る汁が肌につくとかゆくなるので、ゴム手袋をはめたほうがいいでしょう。土をスコップでそっと掘り起こし、サトイモを収穫します。

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