オクラの栽培スケジュール

オクラは発芽に最適な温度が25~30℃と比較的高く、あまり早い時期の育苗は向きません。4月下旬~5月中旬にかけて種まきするのが一般的です。市販の苗を購入して育てる場合には、苗の植え替え時期にあたる5~6月から栽培をスタートさせます。

早ければ7月上旬には収穫をスタートさせられます。オクラは長期に渡って花を咲かせ、実を収穫できる野菜です。株を健康に保つことができれば、9月~10月ごろまでの長期に渡って収穫を楽しむことが可能です。

オクラのおすすめの品種

アーリーファイブ
グリーンロケット
まるみちゃん
クリムソン・スパインレス

オクラの種まき

オクラの種まきに必要なもの

プランター、鉢底網、鉢底石(直まきの場合。プランターは深型65型プランター)
15センチポット(ポット育苗の場合)
野菜用培養土
オクラの種

オクラの種まき手順
オクラの種は種まき前日のうちから水に浸して、水分を吸わせてあげましょう。こうすることで発芽率の向上が見込めます。

日中の気温が25℃以上で、夜間でも10℃を切らないようであればプランターに直まきすることも可能です。反対に、外気温が十分でない土地・時期なら、ポットに種まきして、育苗期間中は屋内で育てましょう。

まずは土を準備します。プランターに直まきする場合は鉢底網を敷いてから、プランターの底が見えなくなるまで鉢底石を敷きつめ、その上から野菜用培養土を入れます。プランターのふちから下3センチあたりまで土を入れて、ウォータースペースを確保します。ポットまきをする場合にはポットに野菜用培養土を入れます。

次にまき穴を作ります。直まきの場合、株間は30センチを目安にします。まき穴の深さはおよそ1センチ程度とし、直まきならまき穴1ヶ所につき5~6個、ポットまきの場合はポット1つあたり3個の種をまきます。

最後に底からしたたるくらいたっぷりの水をあげれば、種まきは完了です。乾燥と寒さに弱いため、10℃以下の外気にさらさないように注意しましょう。夜間に冷え込むという予報が出たら、屋内に避難するか、寒冷紗をかけるなどの対応をとって下さい。また、水やりは毎日欠かさずに行いましょう。順調に育てば、種まき後1週間前後で発芽します。
間引き
プランターに直まきした場合は、本葉が1~2枚展開したタイミングで植え穴あたり3株になるように間引きます。本葉が4枚まで展開したら、最も生育の順調な1株を残して、他を間引きます。

ポットで育苗する場合は、双葉が展開したタイミングで生育の悪い1株を間引き、2株を残すようにします。本葉が3枚程度になったら、最も生育の良い1株を残して間引きます。本葉が4~5枚になったら植え付け適期です。ポットのまま長く育てすぎると、植え付け時の根へのダメージが大きくなってしまうため、タイミングを逃さずに植え付けましょう。育苗期間の目安はおよそ4週間です。

オクラの植え付け

オクラの植え付けに必要なもの

オクラの苗
プランター(65型の深型プランター)
鉢底網
鉢底石
野菜用培養土

オクラの植え付け手順
ポットの苗には植えつけ前日の内に水を与えておきましょう。こうすることで翌日ポットから苗が取り出しやすくなります。

植え付け当日、まずはプランターの底に鉢底網、鉢底石を敷き詰めます。その上から野菜用培養土を入れ、ウォータースペースを3センチほど確保するようにします。

土を入れたら、ポットの大きさと同じくらいの植え穴を掘ります。株間は30センチ程度にしましょう。苗をポットから取り出したら、そのまま植え穴に入れます。軽く手で押さえるようにして周囲の土となじませたら、プランター底からしたたるくらいたっぷりと水をあげて、植え付けは完了です。

オクラの水やり

オクラは比較的乾燥に強い方の作物ですが、やはり水分がなくては育ちませんので、土の表面が乾くようであれば水をあげるようにします。ただし過剰な湿気は嫌う作物ですから、土が湿っていれば水やりは必要ありません。真夏の暑い時期は、朝のうちに水をあげても、夕方なるとすっかり乾いてしまっていることも多いです。このような場合には朝と夕方、1日2回水をあげます。くれぐれも日中、日の高いうちに水をあげるのは避けるようにします。

オクラの追肥

植え付けから2週間した頃から、追肥をスタートさせます。オクラは比較的長い期間収穫を楽しめる作物ですから、欠かさずに追肥を行うことで生育終盤までたくさんの実をつけられるようになります。追肥は土1リットルあたり1グラムの化成肥料を与えるようにしましょう。

それ以降は2週間に1度を目安に追肥を行うようにします。

追肥の量が不十分だったり、大雨で肥料分がいっぺんに洗い流されてしまったような場合は、2週間を待たずしてすぐに追肥を行わなくてはいけません。肥料不足になるとオクラは葉が細くなるという特徴があるため、毎日葉のようすを観察して、肥料切れのサインを見落とさないようにしましょう。

オクラの収穫

オクラは実の長さ7センチ程度のころが収穫適期です。開花からおおよそ7日でこの大きさに成長します。食用にしているのは若い実で、これ以上大きく成熟させていくと、実がどんどん堅くなり、食用に向かなくなります。また、若すぎる実は種がはいっておらずねばりけもなく、オクラとしての食味を楽しむことができません。

オクラは硬く、手でつみとるのは困難です。清潔にしたハサミやナイフで付け根部分を切り取って収穫するようにしましょう。晴れの日の朝のうちに収穫を済ませることで夜露が降りる時間までには傷口が乾燥するため、衛生的です。

オクラの間引き

オクラの収穫を長く楽しむためには、収穫時の間引きは欠かせません。オクラは節ごとに実をつける性質がありますが、実を収穫したら、その直下の節よりさらに下の葉をつみとる「間引き」を行うことで、株の栄養分を花と実に重点的に送れるようになりますし、また風通しがよくなるために病害虫対策にもなります。

摘み取った葉は処分しましょう。

オクラの害虫対策

オクラにつく代表的な害虫は、アブラムシとカメムシです。どちらも吸汁被害をもたらしますが、アブラムシはモザイク病を媒介するため注意が必要です。

アブラムシは初発の段階では物理的な防除を心がけます。粘着テープで捕殺するなどしますが、多発した場合には粘着くん液剤を散布するなどして対応しましょう。

カメムシにはトレボン乳剤を散布します。

オクラの病害対策

葉にモザイク上の模様が発生して、葉が萎縮するような症状がみられた場合、モザイク病である可能性が高いです。モザイク病はアブラムシが媒介するウイルスによって引き起こされるもので、発症後の治療は不可能です。発症してしまった株は抜き去り処分します。アブラムシの防除を入念に行うことがモザイク病の予防にもつながります。

このほか、葉にうごんこをふりかけたような白い斑点が発生し、徐々に枯れてくるうどんこ病や、幼果先端部分が褐色になり、表面にかびが発生する灰色かび病などが比較的よく発生します。

うどんこ病も、灰色かび病も、カビによってもたらされる病害です。症状が見られた葉や実はつみとって処分します。また、カリグリーンを下部全体に散布しましょう。

多湿な環境があるとかびが繁殖しやすいため、間引きをしっかりと行って株内部の風通しを良くしておくことが病害の予防になります。

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