元肥と追肥

肥料は、与えるタイミングの違いから、元肥と追肥の2種類に分けることができます。
元肥とは、種まきや植え付けの前に事前に土に混ぜておく肥料のことです。12月から2月の、冬の時期に与える肥料は寒肥と呼ばれますが、これも元肥の一種です。冬は植物の生育が止まりますが、根の吸収率がよくなるため、この時期に肥料を与えることで春以降の生育がよくなるのです。元肥は長期にわたって生育を促す目的があるため、ゆっくり効果が現れる有機肥料か、緩効性肥料を使用します。
追肥とは、植物の生長に応じて適宜与える肥料のことです。すぐに効果を出したいので、無機肥料か液体肥料を使用します。追加する量とタイミングが、育てる植物によって大きく異なることが特徴です。また、この時期までにこの量を与えれば大丈夫、などという決まりはなく、植物の様子をよく見ながら柔軟に対応していく必要があります。追肥の種類には、樹木や球根、秋まきの草花などの芽が出始める2月から3月ごろに与える芽出し肥や、花や実をつけた後の植物に、エネルギー回復の目的で与えるお礼肥などがあります。

元肥の与え方と注意点

元肥は、窒素・リン酸・カリウムの三要素がバランスよく含まれているものを使用します。種まきや植え付けの前にあらかじめ土に混ぜておきます。土の中の肥料の濃度が均一になるように、よくかき混ぜましょう。肥料を混ぜたら、土となじませるために1週間ほどおいてから種まきや植え付けを行います。ちなみに、野菜用の培養土には、すでに肥料が入っているため改めて肥料を追加する必要はありません。野菜にもよりますが、元肥の効果は1ヶ月ほど続くため、短期間で収穫できるコマツナやアイスプランツ、開花済みのミニトマトなどは元肥だけで十分育てることができます。
野菜は、生長のはじめの段階で肥料を大量に消費するタイプ、実がなり始めてから消費量が上がるタイプ、生長の全段階でコンスタントに消費し続けるタイプがあります。例えば、レタスやほうれん草ははじめの段階で大量消費のタイプですが、このような野菜には元肥をたっぷり与える必要があります。ダイコンやごぼうは実がなり始めてから大量消費するタイプなので、元肥を与えすぎると根の水分が吸収され、枯れてしまいます。

追肥の与え方と注意点

追肥には、三要素全てが含まれているものも、一つだけ含まれているものもあります。形も、顆粒タイプや液体タイプ、さらにはカレールーくらいの大きさの固形タイプとさまざまです。液体タイプが最も即効性があり、顆粒タイプ、固形タイプと続きます。与えるタイミングや回数は、野菜によって異なります。葉の色や実のつき具合などを見ながら与えていきましょう。
液体タイプの肥料は、水で薄めて与えます。普通の水やりと同じように、根元に向かってかけていきます。葉や実に液体肥料がかかると、水分が蒸発し肥料濃度が高まり、植物が痛む恐れがあります。効果は7日から10日間続きます。
顆粒タイプや固形タイプの肥料は、植物からなるべく離して置きます。土の中に埋め込む必要はありません。水やりのたびに肥料が少しずつ溶けていくので、水やりは肥料の上から行いましょう。効果は1ヶ月から2ヶ月ほど続きます。時期が来たら、形が残っていても新しい肥料に換えましょう。肥料にカビが生える場合がありますが、植物に感染することはないため取り除く必要はありません。

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