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ベランダ菜園向きのプランターとは
一口にプランターといっても種類は色々あります。要は土を入れればいい様に思いますが、野菜の種類に合ったプランターを選ぶとうまく育てられることでしょう。中に入れる土の容量と深さがポイントになり、大きさは小型、標準、大型、深型などに分けることができます。土の量が多いと根の広がりも余裕ができ野菜の生育も良くなると考えられます。だからといってスペースに制限のあるベランダ菜園ですから、どのくらいの大きさのプランターを何個置くことができるかということも条件に入れなければなりません。なるべく大きなものを選んだ方が良さそうです。
小型のプランター
容量は6リットルから10リットル。ベビーリーフなど、葉物野菜を少しだけ育てるのに向いています。
標準のプランター
容量は20リットルほど。この標準サイズで育てるのに適した野菜は、小松菜やほうれん草、レタス等。またラディッシュやミニ人参なども大丈夫です。
大型のプランター
容量は30リットルから40リットルほど。トマト、きゅうり、ナスの他、ミニ大根などの根菜類も大丈夫です。
深型のプランター
幅(直径)や高さが30センチ以上で容量は20リットルから30リットル。鉢型のものが扱いやすいでしょう。深型ですので、大型の野菜、大根だってベランダで栽培が可能です。ミニごぼうやイモ類なども大丈夫。本格的ですね。
プランターの材質による違いとは
ガーデニングセンターに行くといろいろなプランターが目に入りますが、個人的にはまず色を見てしまいます。狭いベランダに置くプランターはやはりスッキリ感を出したいので、できれば色を揃えたいものですね。でもどんな材質のプランターかということも知っておく必要があります。
プラスチック製のプランター
100均でも手に入りますし、安くて、軽くて手頃です。ただし難点は通気性が悪い事です。それを補うためにはプランターの下にレンガや木の板などを敷くなどして、ベランダとプランターの間に隙間をつくり通気性を確保してやることが必要になります。とくに夏などは内部の温度が上がって蒸れてしまうので注意しましょう。
素焼き製のプランター
通気性が良く、水はけもいいので植物は喜びますね。プランターの表面から水分が蒸発してくれます。でも素焼き製の難点は重たい事。ぶつけたりすると割れてしまったり、表面にコケが生えて見栄えが悪くなったりすることがあります。
木製のプランター
土の中の温度が上がりすぎず、軽い点がいいのですが、止めてある金具や木自体が腐食してしまうので、プラスチック製や素焼き製より寿命は短いようです。でも見た目という点からもなかなか素敵なのが木製プランターですね。ヨーロッパ風、カントリー風などいかようにも素敵になります。
プランターの代用品
大根やじゃがいもなどの深さの必要な野菜をベランダで育てる場合、ホームセンターにあるような深型のジャガイモ専用のような本格的なものはとても置けないと尻込みしてしまうかも知れません。そんな時はビニール袋や麻袋で代用することができます。ビニール製の場合は通気性を確保するために直径3センチほどの穴を数か所開ければ大丈夫。コーヒー豆の麻袋は文字が印刷されていて見た目もおしゃれですね。通気性もいいので適しています。