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ベランダ菜園向きの野菜
初心者が手軽に始めるには、用意する土やプランターも少なく、育てやすく、収穫する喜びを味わえるものがいいですね。ベランダ菜園は庭のないマンションやアパート暮らしの方がするものでしょうから、日当たりの条件も完璧とはいかない場合も多いと思います。そんな環境の中でガーデニング初心者が取組み易い植物を見てまいりましょう。
ラディッシュでベランダ菜園
ラディッシュはアブラナ科で種まきから1か月足らずで収穫できます。別名二十日大根と呼ばれる所以ですね。栽培期間が短くて、すぐに収穫して週末の朝食のテーブルに乗せることができますから、初心者でも「これうちの菜園で作ったのよ。」と自慢できます。赤い色がパッと目を引きサラダに彩りを添えてくれます。
ルッコラでベランダ菜園
ルッコラもアブラナ科です。イタリア料理には欠かせないハーブで、生長が早く育てるのも簡単です。日本では1990年代からイタリアンがブームになりそれに合わせて知られるようになりました。ビタミンA、ビタミンK、ビタミンC、葉酸などの栄養が豊富で、胡麻のような香りがします。
ミニトマトでベランダ菜園
こちらは学校の授業でも取り入れていたりするほど初心者にも育てやすく、食卓を豊かにしてくれる優れものですね。家庭菜園では人気No.1と言われています。5月頃になるとお花屋さんやガーデンセンターなどで売り出されるのでその時期から植えつけて育て始めます。うまくいけば一株から100個の収穫も可能です。どんどん赤い実がとれるのでお子さんも収穫の喜びを体験できますね。
みつばでベランダ菜園
セリ科のみつばは日当たりの悪いマンションなどのベランダ菜園向きです。日陰でもよく育つからです。根元から3~4センチほどを残すようにして葉を摘みしばらくすると、また新しい葉が伸びてきて繰り返して収穫を楽しむことができます。お味噌汁に入れたり、お浸しにしたり、さわやかな香りを楽しみましょう。
バジルでベランダ菜園
シソ科のバジルもイタリアンには欠かせないハーブですね。トマトソースに入れると家庭でも本格的なイタリアンのお味が楽しめます。また一般的なスイートバジルの他に、レモンバジル、シナモンバジル、ダークオパールバジルなどのいろいろな品種もあります。使う分だけ若い葉を摘みますが、たくさん収穫して自家製バジルペーストも作れます。パスタに絡めてお手軽ランチの出来上がりです。また、ミニトマトの株の根元に一緒にバジルを植えると虫よけ効果があると言われています。
ゴーヤーでベランダ菜園
ウリ科のゴーヤーはネットを張りつるを絡ませて緑のカーテンに仕立て、遮熱効果を高め省エネという観点からも近頃は重宝されていますね。ビタミンやミネラルも豊富で夏バテ予防にもなるので人気があります。苦味はモモルデシンという成分で食欲増進効果があります。暑くなるほど元気に生長してくれて次々に実をつけてくれます。
ベランダ菜園で気を付けること
育てる野菜が決まったら、その種のまきどきをきちんと把握しましょう。時期を外してしまうと野菜は上手く育ちません。ベランダの日当たりもチェックします。また一株でどのくらいの大きさに育つのかも考えてプランターと土を用意します。水やり用のじょうろ、移植ごて、収穫用のハサミ、野菜によっては支柱、ネット、ひも、野菜に合った肥料も必要です。
野菜ごとに手入れの仕方は違うので種まきの仕方、水やりの仕方、追肥、そして収穫の仕方までよく調べて愛情をもって育てましょう。きっと手間暇かけた分きちんと育って収穫できるようになることでしょう。