ベランダ菜園で時差収穫をすることが可能で、しかも育てやすく短期間に収穫できるおすすめの野菜は、ルッコラとベビーリーフの2種です。この2種類の野菜は種まき時期を少しずつずらすことにより時差収穫できるので、長い期間収穫を楽しむことができる野菜菜です。
ベランダ菜園の時差栽培におすすめのルッコラ
ルッコラは栽培期間が約1か月位で収穫することができる野菜なので、1週間から10日毎に種を蒔く「時差栽培」をすると、長い期間に渡り「時差収穫」を楽しむことができます。また、ルッコラは発芽率が良く病気にもなりにくい野菜なので、ベランダ菜園の野菜づくりにおすすめの育てやすい野菜です。
ベランダ菜園で育てやすいおすすめのルッコラの品種には、「ロケット」、「オッデセイ」と「アストロ」があります。人気のある品種は「ロケット」です。ルッコラの品種の中で味に癖がなく食べやすい品種は、「オッデセイ」です。また、「アスロト」は味に癖がなく葉柄の部分が長い品種なのでおすすめです。
ルッコラは胡麻風味の野菜ですが、ピリッとした辛みもるアブラナ科の一年草の野菜です。ルッコラは別名、「ロケット菜」と呼ばれています。また、日本名は「きばなすずしろ」と呼ばれています。ルッコラの葉は楕円形のような形で葉の縁に浅いギザギザがあり、葉の色が濃い緑色をしています。
ルッコラの原産地は地中海沿岸です。ルッコラは古代ヨーロッパの時代には既に栽培されていた野菜です。日本には、地中海から西アジアを経由して渡来してきたと言われています。ルッコラが食材として日本で取り入れられるようになったのは、最近です。また、ルッコラは、サラダ、炒め物、お浸し、サンドイッチ、お味噌汁の具、料理の付け合わせなどの幅広く色々な料理の食材として活用されています。
ルッコラは、ビタビンC、EとKが豊富に含まれています。また、βカロテン、鉄分やカルシウムなども豊富に含まれているので、毎日のサラダの食材に使用すると健康にも良い野菜です。
べランダ菜園で短期間に2回収穫ができるベビーリーフ
ベビーリーフは、レタス、水菜、ビーツなどの多種類の葉物野菜の「若い葉」を一緒に総称した名前です。日本でも人気が定着してきたベビーリーフですが、イタリアで生まれてから米国を経由して日本に渡来してきた野菜です。
ベビーリーフの栽培期間は約一カ月なので、ルッコラと同じように「時差栽培」をすることで「時差収穫」を楽しむことができる野菜です。また、葉をハサミで切り取って収穫するとその後数回再収穫をすることができるので、経済的な野菜です。さらに、ベビーリーフは、野菜の「若い葉」を食べるため大きく成長させる必要がない野菜なので、スペースが限られているベランダ菜園では育てやすい野菜です。
ベビーリーフは、成長して収穫した葉物野菜より栄養価が高いです。また、ベビーリーフは、ビタミン、カルシウム、βカロテン、ミネラルが豊富に含まれているので健康にも良く、どの種類の若葉も柔らかいです。特にカルシウムはレタスの約3倍位含まれています。
また、ベビーリーフは販売されている種会社によって、配合されている葉物野菜の品種が異なります。ベビーリーフの主な品種は、ルッコラ、エンダイブ、ホウレンソウ、ロメイン、水菜、小松菜、レッドマスタードなどです。どの種会社の種も葉の色が信号機の色合いのように赤、緑、黄色系など彩が豊富で葉の形も楕円形、卵型や縮れ型などがあり、葉の色合いと形がバランスよく同じ種袋の中に配合されています。
種袋に配合されている葉物野菜の栄養価は高く、時差栽培と時差収穫ができ、さらに育てやすいベビーリーフは、狭いベランダ菜園でおすすめの野菜です。