春のベランダ菜園でおすすめの根菜野菜は、小かぶと二十日大根の2種です。あまり広い栽培面積を必要としない小かぶと二十日大根は、春のベランダ菜園で育てやすいおすすめの根菜野菜です。
春のベランダ菜園で育てやすい小かぶ
春のベランダ菜園の野菜作りにおすすめの小かぶは、育てやすい根菜野菜です。小かぶの種は、園芸店やホームセンターだけでなく100円ショップでも購入することができます。小かぶは、春の彼岸が終わった頃に種を蒔くと50日位で収穫ができ、栽培するために広い場所も必要ないので、スペースの狭いベランダ菜園では育てやすいおすすめの根菜野菜です。また、小かぶは、大カブや中カブより大きさも小さいので、栽培容器も小さなタイプを使って育てることができます。
おすすめの小かぶの品種は、味が美味しい「金町小かぶ」です。ほかには、「スワン」や「耐病ひかり」などがありますが、どの品種も病気に強いのでベランダ菜園では育てやすいです。
小かぶは、根菜の部分に多くのビタミンC、カリウム、カルシウムや食物繊維を多く含んでいます。また、消化酵素であるアミラーゼの成分を多く含んでいるので、小かぶを使った料理を一緒に食べると、このアミラーゼが胸やけや胃もたれを防いで消化を助けてくれる働きをしてくれます。また、小かぶは根菜野菜なので葉の部分を捨ててしまいがちですが、葉もビタミンを多く含んでいるので漬物、お浸しや味噌汁などの具としても使うことが出来ます。そのため小かぶは、捨てるところがない根菜野菜です。また、春のベランダ菜園で小かぶを育て始めると秋の終り頃まで収穫を楽しむことができるので、おすすめの春まき野菜です。
春のベランダ菜園で「20日」で収穫できる育てやすい二十日大根
「二十日大根」は、別名「ラディッシュ」と呼ばれているアブラナ科の根菜野菜です。小かぶより大きさが小さく、表皮が赤いです。栽培期間が「20日」位で収穫できるので、「二十日大根」とも呼ばれています。春蒔きの二十日大根は遅くても20日から30日位で収穫をすることができるので、種まきをする時期をずらしながら育てると、毎日「ベランダ菜園直送」の新鮮は二十日大根を使った野菜サラダを楽しむことができます。
ホームセンターや100円ショップなどで市販されている二十日大根の種の種類は、豊富です。中でも人気のある品種は、「フレンチ・ブレックファスト」、「白雪姫 二十日大根」、「レッドチャイム」や「さくらんぼ 二十日大根」などです。
二十日大根は、小かぶに似ているので栄養成分も同じように思われてしまいますが、栄養成分は大根類と同じです。二十日大根には糖の吸収を助けるジアスターゼ、眼底疲労を緩和してくれるアントシアニン、脂肪の分解に効果的なリパーゼ、たんぱく質の吸収を助けてくれるプロテアーゼ、細胞の再生をしてくれる葉酸など、多くの栄養成分が含まれています。二十日大根は小さくて赤い「小かぶ」のようですが、健康維持に必要な栄養素を多く含んだ健康野菜です。
小かぶと二十日大根は種蒔きをしてから収穫するまでの期間が短く、病害虫の心配もあまり必要ないので、ベランダ菜園では育てやすいおすすめの根菜野菜です。特に春から夏にかけては小かぶと二十日大根も育ちやすいため沢山収穫をすることができるので、毎日新鮮な根菜野菜を使った料理を楽しむことができます。