ベランダ菜園で育てやすく、あまり市場に出回っていないおすすめの中国野菜は、セイホン(雪菜)と中国パクチョイの2種です。日本の市場には多くの種類の中国野菜が販売されていますが、これらの2種類の中国野菜はあまり市場に出回っていないで、ベランダ菜園の野菜作りにおすすめの中国野菜です。
ベランダ菜園で育てやすい中国野菜のセイホン(雪菜)
セイホンは、中国の北部地域で多く栽培されている葉類野菜です。また、セイホンは日本のからし菜と同じ種類なので、冬の寒さや乾燥に強い野菜です。セイホンの中国名は「雪里紅」ですが、日本では「雪菜」とも呼ばれています。日本で市販されているセイホンの種は「セイホン」、あるいは「セイフォン」の名前で販売されています。
セイホンは冬の寒さが厳しくなるほど辛味が増してくるので、冬の寒さが厳しくなるにつれて美味しい野菜に育ちます。寒さと共に増してくるセイホンの辛味は、人気の一つです。セイホンの収穫時期は、葉がギザギザになった頃です。
セイホンは、からし菜と同じように生の状態では辛味がありますが茹でるとその辛味が少なくなるので、同じ葉物類の青菜としても料理に使うことができます。そのため炒め物、煮物、漬物など多くの幅広いメニューの食材として使用することができる中国野菜です。セイホンには、多くのビタミン類、βカロテン、カルシウムや鉄分が含まれているので、冬の健康維持のため食材としても効果がある中国野菜です。
日本の市場にあまり出回っていない中国パクチョイ
中国パクチョイは時々中国「パクチー」と呼ばれたり、「パクチー」と同じ種類に間違われたりしまうことがありますが、同じ中国野菜のチンゲン菜の仲間です。中国パクチョイは、セイホンと同じように日本の冬の寒さにも強いので、ベランダ菜園で育てやすい野菜です。また、パクチョイが品質改良された品種が、タオサイです。
パクチョイは日本でも知られるようになってきた中国野菜ですが、日本の市場にあまり出回っていない中国野菜なので、冬のベランダ菜園で栽培すると新鮮なパクチョイを毎日食べることができます。
パクチョイとチンゲン菜を比較してみると両方とも同じ時期に日本に渡来してきましたが、チンゲン菜だけ日本人の食卓で身近な存在になりました。チンゲン菜の葉柄は青色をしいますがパクチョイの葉柄は白色なので、見分けしやすいです。パクチョイの根株の部分の方が緩やかにしまっています。
パクチョイはチンゲン菜より鮮度が落ちやすいのでいつでも新鮮なパクチョイを収穫するためには、ベランダ菜園でパクチョイを栽培ことがおすすめです。また、パクチョイはチンゲン菜よりβカロテンの含有量は少し少ないですが、ビタミン類や葉酸などの栄養成分はパクチョイの方が多いので、生活習慣病の予防に効果的な野菜です。さらにパクチョイは骨の成長を助ける働きをしてくれるカルシウムが豊富に含まれています。
パクチョイは、早生の品種が多くあります。ベランダ菜園で育てやすいおすすめの品種は、「白茎パクチョイ」、「パクチョイ」と「中国パクチョイ」の3種です。
中国野菜のセイホンとパクチョイは、冬の健康維持や生活習慣病予防に効果が期待される栄養成分が多く含まれている野菜ですがあまり市場に出回っていないので、ベランダ菜園で育てるおすすめの冬の中国野菜です。