ベランダ菜園の日陰でも育ちやすいおすすめの野菜は、香味野菜のミョウガと根菜野菜の畑わさびの2種です。

ベランダ菜園の日陰でも育てやすい香味野菜のミョウガ

ミョウガは、ショウガ科ショウガ属の花菜類野菜です。ミョウガはスペースの狭いベランダ菜園の日陰でも育ちやすいおすすめの野菜です。

北海道を除いて本州から沖縄まで自生しているミョウガは、日本人にとって身近な野菜の一つです。また、ミョウガは、花や茎まで香味野菜として料理に使われていますが、栽培したり食用にしたりしている国は日本だけです。

ミョウガは地表に緑色をした茎の付いた葉を伸ばしますが、この部分はミョウガの茎ではないです。本当のミョウガの茎は、土の中に地下茎を伸ばして広がって増えます。我々が食用として食べているミョウガの薄赤色した芽のような部分は、花の蕾の部分です。この蕾の部分は別名「花ミョウガ」とも呼ばれています。

ミョウガの生産が盛んな高知県では、主にハウス栽培が中心です。高知県の生産量は、日本全国の7~8割位を占めています。秋田県や群馬県のミョウガの生産量は日本全国の1割程度ですが、主に露地栽培でミョウガを生産しています。

ミョウガの旬の時期は、初夏の6月から晩秋の10月の終わり頃までです。初夏に収穫されたミョウガは「夏ミョウガ」、そして秋に収穫されたミョウガは「秋ミョウガ」と呼ばれています。秋ミョウガの方が夏ミョウガより、幾分ふっくらとしています。

ミョウガの香りの元は、「アルファピネン」と呼ばれている精油成分によるものです。この成分は、発汗作用、血液循環や呼吸機能などを促進してくれる効果があります。また、更年期障害などのホルモンバランスも整えてくれる効果もあります。

ベランダ菜園の日陰でも育てやすい根菜野菜の畑わさび

畑わさびは、アブラナ科のワサビ属の日本原産の根菜野菜です。畑わさびは、春になると白くてかわいい花を咲かせます。陽当たりの良い場所で管理をするとしおれてしまうのでベランダ菜園の日陰で涼しいスペースは、畑わさびの栽培に適しています。ベランダ菜園に畑わさびが一株あると色々な料理に使うことができるので、重宝する根菜野菜です。

畑わさびの主な生産地は島根県、鳥取県、山口県、北海道や岩手県などで栽培されていますが、静岡県などで栽培されているような「沢わさび」と異なり、日本全体の「畑わさび」の生産量は少ないです。

畑わさびは、沢わさびと同じ辛さがあります。畑わさびは、花茎の部分を使って醤漬、おひたし、あえ物、お茶漬け、チャーハン、パスタ、酒のおつまみ、わさび醤油など、幅広く料理に使うことができます。また、畑わさびは根茎の部分だけでなく、葉柄や花芽の部分が「葉わさび」や「花わさび」として季節感のある食材としても使うことができます。

畑わさびの根茎はいつでも収穫できますが季節が寒くなる11月の終り頃から1月頃が、畑わさびの旬の時期です。旬の時期の畑わさびは、わさび特有の鼻に抜ける辛味を持っています。

畑わさびに含まれている辛味成分は、イソチオシアネートと呼ばれる揮発性の辛子油類の成分です。わさびを下ろしたりすると、わさびの中に含まれている細胞が壊れてしまいます。その際作られる酵素のほとんどは「アリルからし油」と呼ばれる成分です。畑わさびの根茎を下ろす時に出来るだけ目が細かいおろし金を使ってゆっくりと下ろすと、このアリルからし油が沢山つくられるので、辛味の効いたわさびを楽しむことができます。畑わさびには、食中毒の原因となる「大腸菌」、「黄色ブドウ球菌」、「腸炎ビブリオ菌」などの増殖を防いでくれる効果があります。

ミョウガと畑わさびは料理の脇役として必要不可欠な野菜ですが、ベランダ菜園の日陰でも育てやすいおすすめの野菜です。

ベランダ菜園で節約しましょう

天候不順ですと、すぐに野菜の値段に影響が出ますね。スーパーの野菜売り場でため息をついて通り過ぎなくてもベランダ菜園があればしのぐことができます。自宅のベランダで育てれば、サラダの材料になる新鮮で安全な野菜がすぐに収穫できて便利です。自分の口に入れるものを自分の手で育てるということは生きていく自信にもつながるのではないでしょうか。理想は自給自足ですが、まずは取り掛かって少しずつ上達していけるといいですね。

小松菜

初心者でも失敗が少ない葉物野菜といえば「小松菜」です。アブラナ科のやさいでクセがなくて栄養価も高く食卓に乗せたい野菜のひとつです。特にビタミンAやカルシウム、ビタミンC、ビタミンE、鉄などが含まれています。ベランダ菜園でプランターに種をまけばほぼ芽が出てくるので初心者には嬉しいですね。最初から失敗してしまうとやる気も失せてしまいがちですが、これなら大丈夫そうです。標準サイズのプランターで育てられます。溝を2本ほど作り、種を1cm間隔ですじ蒔きします。蒔いてから1週間ほどで間引きをします。さらに本葉が4~5枚の時に2回目の間引きをやります。この間引きでとった分は柔らかいのでサラダ等生でも食べられます。ここで追肥をして草丈が25~30cmになったところで収穫することができます。ここまでで約2週間ほどなのでわりと早く収穫できてせっかちさんにもいいのではないでしょうか。

ラディッシュ

二十日大根と別名にもあるように約1か月で収穫できる野菜です。アブラナ科のラディッシュの種類は色、形などいろいろ出ていますからお好きなものを育ててみましょう。プランターサイズは小さなサイズから標準サイズまで。長方形でなくても丸型の小さな鉢でも大丈夫でその分土の量も少なくてすみお手軽です。もちろん普通のプランターにたくさん種をまいてもいいですね。種のまき方は1箇所に5粒ほどの点まきというやり方をします。直径3センチほどのくぼみをつけて5粒ずつです。ペットボトルのキャップを押し付けると簡単にくぼみがつくれます。くぼみとくぼみの間は間引きしやすい様に少しあけます。3~4日で発芽します。1週間ほどで双葉になったら間引きをし1箇所につき2本残します。ここで追肥をしてやり、本葉が2~3枚のときに2回目の間引きをして1箇所1本になるようにします。間引いたものは食べましょう。週に1度は肥料をやり育て、そのうちに根元がふくらんだら収穫します。

水菜

旬は冬ですが、ほぼ1年じゅう種まきでき1か月ほどで収穫できるお手軽な葉物野菜です。江戸時代の文献にも出てくる割と歴史の古いお野菜のようです。以前は関西が中心でしたが、今では全国に広まって鍋料理やサラダ等に使われています。栄養はビタミンC、βカロテン、食物繊維、カリウム、カルシウムなど。プランターは標準サイズのものに2本すじをつけてすじ蒔きします。1週間後に間引きをし、また1週間ほどして本葉が4~5枚の時に2回目の間引きをして間隔が4~5センチになるようにします。また同時に追肥を行い、25~30cmに育ったら収穫可能。根元からはさみで切ります。しばらくするとまたここから新しい葉が伸びて育ってまた収穫できるのです。その株は一回り大きくなっているそうですから楽しみですね。

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