近年、ベランダで野菜を栽培する方が多くなってきています。中々畑を借る場所がなかったり、ベランダの方が水やりも手入れも簡単だという声もあります。また、毎日身近な場所で野菜を観察できることは、野菜栽培をする上で大きな要素です。
ただし、ベランダでは場所が限られていて難しいという品種もあるでしょう。今回は、限られたベランダの中でも栽培しやすい果菜類をご紹介していきます。

リル・ミニきゅうりの育て方

このリルは、きゅうりの品種なのですが、普通のきゅうりと比べひとまわり程小さい品種です。小さいからと言ってもちゃんとしたきゅうりです。大きさは12cm前後、重さは30g前後です。
〇リルがベランダ栽培でお勧めの理由
行燈仕立てという誘引方法があります。3本の支柱を立てて、支柱の外側にぐるぐる巻き付けていく方法です。普通のきゅうりは、茎が太いため中々行燈仕立ては難しいのです。ただし、このリルは茎が比較的細いためこのような行燈仕立てをすることが出来ますので、限られたベランダ内でもしっかり野菜を育てることが出来るのです。

〇リルの栽培方法
・4月~7月までの間に播種を行います。
・基本的にはきゅうりと同じ方法です。
・ある一定の節まで伸ばしたら、摘心をして、側枝を伸ばし実をつけていきます。
・きゅうりは、単為結果ですので受粉作業を行う必要はありません。
・行燈仕立ての場合は、葉と葉の重なりが混みすぎると病気の原因になる可能性がありますので注意しましょう。

ブリッツ・芯止りミニトマトの育て方

これも、マイナー野菜の1つです。普通ミニトマトは主枝がどんどん伸びていきます。その主枝からミニトマトを取っていき、側枝は栄養が分散されないように芽かきをするのですがこの品種はその逆で、主枝から収穫するのではなく、側枝から収穫する品種です。

ブリッツがべランダ栽培でお勧めの理由

芯止りするタイプの品種なので支柱を立てる場所もいらないです。
普通のミニトマトは2m近く大きくなりますが、ブリッツは低段で栽培できます。
また普通のミニトマトと違って誘引や芽かき作業がないので簡単です。

ブリッツの栽培方法

・4月~7月までの間に播種を行います。
・側枝取りなので芽かきはしないでください。
・樹勢や葉の色見ながら適期に追肥を行ってください。
・真っ赤に色づいたら収穫してください。

ズッキーニの育て方

ズッキーニ意外と知られていないのではないでしょうか。ズッキーニとは、ウリ科カボチャ族の一年生の果菜です。見た目は、非常にユニークなきゅうりといった形をしています。

〇ズッキーニがベランダ栽培でお勧めの理由
ズッキーニは、上に伸びない野菜です。節間が狭く、横に展開していきます。上に伸びる野菜では、洗濯物に日が当たらなくなってしまったりなど不都合なことが起きてしまいますがズッキーニは横に広がるタイプなので、安心して洗濯物を干せます。

〇ズッキーニの栽培方法
・4月~5月の間に播種を行います。
・乾燥が続くとうどん粉病が多発しますので注意します。
・茎が伸びてきたら、倒れて折れてしまう可能性がありますので、支柱で誘引します。
・開花し始めたら、雄花の花粉を雌花へ人工授粉させます。
・果実が適当なサイズで収穫を行います。

ベランダ菜園で春蒔きをするおすすめなの葉菜類野菜は、リーフテラスとパセリの2種です。寒い冬が終わり春になると、待ちに待ったベランダ菜園の野菜作りの季節到来です。これら2種類の野菜は、ベランダ菜園で春の彼岸頃に種蒔きをするおすすめの葉菜類野菜です。

毎日重宝する春蒔きのリーフレタス

リーフレタスは別名「サニーレタス」と呼ばれ、ベランダ菜園で春に種蒔きをする葉菜類野菜ですが、育てやすい品種です。リーフレタスは種まきをしてから収穫までの栽培期間が短いので、蒔く時期をずらすと長期間収穫をすることができます。

リーフレタスが必要な場合は、スーパーマーケットや八百屋で丸ごと、あるいは半分に切ったものを購入する必要があります。しかし、ベランダ菜園では、リーフレタスの外側の葉から毎日必要な枚数だけ取って使うことができるので、いつでも新鮮なリーフレタスを料理に使うことができます。また、丸ごと購入する必要がないので無理して使い切ったり残ったりすることがないため、リーフレタスを無駄にすることもなくなります。

ベランダ菜園で育てやすいリーフレタスの品種は、葉の縁が緑色の「ワールドマンズグリーン」の品種と赤紫色をしている「晩抽レッドライアー」の品種2種です。どちらも育て方は同じなので一緒に育てて毎日の食材として使うと、色彩が豊かな料理の脇役になります。

また、リーフレタスは、100円ショップやホームセンターで購入できる小型(20センチから40センチ位)や標準(60センチから65センチ位)の大きさのプランターで育てることができるのであまり広いスペースが取れないベランダ菜園では、育てやすい葉菜類野菜です。

虫が付きにくい春蒔きのパセリ

パセリは、春の彼岸頃から10月頃まで種まきをすることができる葉菜類野菜です。また、パセリは病害虫が付きにくいだけでなく、栽培に使う容器の種類やサイズをあまり問わないので、ベランダ菜園では育てやすい野菜です。そのため自分の好みの空き缶などをパセリの栽培用の容器として使っても育てることができるので、ベランダ菜園のおしゃれなインテリアとしても楽しむことができます。

また、パセリは他の葉菜類野菜とは異なり料理で一度に使用する量が少ないため沢山の株を栽培する必要もないので、管理も簡単です。そのため、小さな栽培容器に一株のパセリを育てると、長い期間収穫をすることができます。

パセリは毎日の料理の中で脇役的存在ですが、栄養価はとても高いです。また、パセリは病気になりにくく虫も付きにくいため消毒をする必要もないので、ベランダ菜園では安全な無農薬野菜とし育てて食べることができます。

料理の脇役として添えられているパセリは、見た目が同じなのでどれも同じ品種に見えますが、種類も豊富な野菜です。ベランダ菜園で育てやすいおすすめの品種は、葉がカールする「カーリーマウンテン」です。この品種は暑さや寒さにも強いのでベランダ菜園でも育てやすいのでおすすめです。

リーフレタスとパセリは、毎日の食卓の中でそれぞれ異なった役割を果たしています。どちらも料理の中で脇役的な存在ですが、毎日の食卓で欠かすことができない葉菜類野菜です。リーフレタスもパセリもベランダ菜園では育てやすい葉菜類野菜なので、ベランダ菜園で育てる春蒔き野菜のリストの中に加えてみてはいかがでしょうか。

モンステラという名前自体はあまり聞いたことないかもしれませんが、この品種は観葉植物の中でも非常に人気で多くの品種に分類されているため、実は様々な場所で育てられています。まるでおとぎ話のカエルが傘代わりにしているような葉があるモンステラはどこか南国風のエキゾチックな雰囲気があり、国内でも多くの方に愛されています。この記事では、そんなモンステラの育て方や育てるうえでの注意点をご紹介いたします。

モンステラについて

葉に深い切込みが入っているのが印象的なモンステラは、サトイモ科・フィロデンドロン属の植物で、主な原産地はメキシコや中央アメリカになります。現在でも現地では30種類ほどが自生しているようで、中には8m以上の丈をしたものもあり、非常に迫力のある植物です。「気根」があるのも一つの特徴で、これは茎から伸びている枝を指す言葉で、この地上に出ている根が他の木にも着生してどんどん成長していきます。大きくて重さのある葉や茎をこれで支えており、非常に重要な役割を果たしています。
一般的に市場に出回っているモンステラは、ほとんどが「ペルツーサ」という品種だと思います。モンステラの中では小型であり穴も少なめですが、特徴である葉の切り込みはしっかり入っており、サイズも通常の観葉植物と同じかそれより小さめのものが多いため、インテリアとしても有効に使える観葉植物です。

モンステラの育て方

モンステラは本来日光のあまり当たらない場所に自生している場合が多いため、日陰には強い植物です。直射日光が苦手でもありますので、直接日光の当たらない場所で育ててください。しかしあまり暗い場所に置きっぱなしですと葉と葉の節目が伸びてしまう「徒長」という状態になりますので、レースカーテン越しなどの適度に日光に当たる場所に置くのが理想的です。
そしてモンステラを枯らす原因とも言われる第一位が水やりについてです。乾燥に強い植物であるため少し水やりを忘れたぐらいでは枯れることはありませんが、水を小まめにやりすぎて起こる過湿状態には十分注意してください。土がずっと湿った状態になっていると根は呼吸ができなくなり弱り切って、終いには根腐れを起こして枯れてしまいます。水やりは土が十分に乾いたら一度にたっぷり与えましょう。その際受け皿に水がたまるはずですので、少し時間をおいて皿の水は捨ててください。しかし多湿は好むため、定期的に霧吹きで葉水を与えるか、加湿器を使うとなお元気に育つでしょう。
温度に関しては、適度な耐寒・耐熱性を兼ね備えていますので、人が快適に生活できる温度であればまったく問題ありません。しかし5℃以下の温度ではかなり弱ってしまうため、外で育てる場合は冬には室内に入れてあげましょう。

植え替えについて

モンステラはおよそ2~3年に一度植え替えをすることを推奨されています。根がいっぱいに張り巡らされている可能性もありますので、大きい鉢植えに移すか、あまり大きくなりすぎても困るのならば余分な根をカットしましょう。増やし方も簡単で、茎を切って水差しといいコップに水を溜めて根を出させてあげてから鉢植えに植えるという簡単な方法がありますのでぜひ試してみてください。

観葉植物全体で見ても、モンステラは育てるのが簡単な品種に分類されるので、植物を育てた事のない初心者の方でも気軽に育てることができます。この機会に是非チャレンジしていただきたいです。

エキナセアは古くからネイティブインディアンが薬用にしてきたハーブです。キク科の多年草で免疫力を強くして風邪やインフルエンザに抵抗する力があります。

草丈が大きいものでは1メートルほどにもなるので、大きなコンテナに植えこむと見ごたえがあります。の時期が長くて花弁は直線的に放射状、中央の芯はいがぐりのようにまん丸で見ているだけでも元気が出そうなハーブです。

ほとんど手がかからずに花の時期も寿命も長い宿根草です。

エキナセアの品種

エキナセアといえば濃いピンクの花びらが人気ですが、他にも花色の違う品種があります。グリーンジュエルという緑色の花やパラドクサという黄色のものもあります。珍しい赤色で八重咲のエキセントリックという品種もあります。

エキナセアの栽培時期

植え付けは3月下旬から5月いっぱいまでが適期です。肥料は梅雨前までと秋の9月下旬から10月までで、暑い時期と寒い時期には必要ありません。開花時期は6月から10月あたりまでで、半年近く花が咲き続けます。

エキナセアのプランターと土

65センチのプランターなら3株ぐらい植えられます。蒸れにはよわいのでかぶは20センチぐらい離してあげると良いでしょう。

土は水はけのよいものならあまり内容を選ばずに育ってくれます。市販の培養土でも構いませんがちょっと水はけをよくするために赤玉土を2割ほど混ぜてあげると良く育ちます。配合するなら赤玉土7:腐葉土3ぐらいで良いでしょう。1割ほど赤玉土を減らして鹿沼土を混ぜても水はけがさらに良くなります。

エキナセアの植え付け・植え替え

株の間は20センチは話して植え付けて風通しを良くします。鉢のふちから土までは3センチ程度ウォータースペースをとります。

植え替えは3月から4月が良い時期です。成長が早く根が伸びるので、根がプランターの下から出ていたら深めのものに植え替えましょう。根の周りの土を崩して毎年新しい土に植え替えると生育が良いです。

種を蒔くのはこぼれ種でも増えるので直播でも育ちます。もし買った種を蒔くのなら培養土や赤玉土の上に蒔いて軽く土をかぶせ、乾かないように水をかけていると意外と簡単に発芽します。この場合双葉が出そろったら重なっているところは間引きます。本葉が3枚ほどになったら大きなプランターに移しましょう。早ければその年のうちに開花します。

エキナセアの水やりと肥料

土の表面が乾いたらたっぷりと水をかけましょう。過湿を嫌うので完全に表面が乾くまで待つのです。夏場は早朝や夜の少し気温が低い時を狙って水やりをします。冬場はちじょうぶぶんは枯れていますが根が生きているので、1週間に1回ほど水をやるようにすると良いでしょう。

肥料は少なすぎるかなと思うぐらいがちょうど良い具合です。エキナセアは肥料が効きすぎると株が弱ってしまいます。5月と10月ごろ置き肥をしてやるか、月に1回ほど薄めの液体肥料を水やりの時にあげましょう。

エキナセアの置き場所

日当たりと水はけのよい場所で、湿気がたまりにくい風通しの良さを好みます。日陰では花が付かなくなるのでできるだけ日光の当たる場所を確保しましょう。冬場も置き場所を変える必要はありません。地上部が枯れて根が凍る恐れがある場合は落ち葉などを上からかぶせるようにすると春にはまた芽を出してくれます。

エキナセアの害虫と病気

梅雨や秋の長雨で過湿になるとウドンコ病や灰色かび病になることがあります。できるだけ湿気がこもらないように管理しましょう。フキノメイガの幼虫が株元に付くこともありますがあまり多くはありません。

エキナセアの増やし方

こぼれ種で良く育ちます。実は市販されている種よりもこぼれ種の方が良く発芽します。4月ごろ株分けもできますが、プランターいっぱいになるほど大きくなっていなければやめたほうが良いでしょう。小さい株を分けてしまうとエキナセアはかれてしまいます。もうプランターが耐えられないというぐらいに太った株なら2つか3つに分けて植え替えることで増やせます。

エキナセア栽培のポイント

暑さ寒さにも強く肥料もあまりいらないという手のかからないハーブです。日当たりと水はけ・風通しを良くしておけば栽培は簡単です。

エキナセアの活用法

大きな花が咲くエキナセアはドライフラワーにしても豪華です。根っこから花まですべてに薬効があるのでハーブティーとして活用すると便利です。ほのかな甘みと草の香りで、ミントなどほかのハーブとブレンドしてもおいしくいただけます。根っこは使いづらいので、株元から刈り取って乾燥させましょう。風邪や花粉症・インフルエンザなどに良く効きます。内服薬との併用もできるので安心ですね。キク科のアレルギーがある人は使えないのでご注意ください。

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