グリーンカーテンのすすめ
夏の暑い日差しを避けるグリーンカーテン。朝顔などのお花でも良いのですが、同じ育てるなら食べることができる野菜はいかがですか?
暑い日差しでも元気良く育って、部屋の中も涼しくなり、エアコンの設定温度をあげても大丈夫ですし、しかも収穫して食べることもできる。とてもエコですし節約もできると良いことずくめの、ベランダでもできるおすすめのグリーンカーテンの野菜をご紹介します。
今人気急上昇中のゴーヤ
ゴーヤとは本名はツルレイシと言いますが、一般的にゴーヤ、あるいはニガウリの名で知られるウリ科の植物です。沖縄や南九州で盛んに栽培されており、丈夫で作りやすく、その実はビタミンを多く含んでおり、夏バテ防止にも最適な食材です。
ゴーヤはつる性の一年草で、成長すると高さが4-5mになります。葉も大きく広がり太陽の日差しをシャットアウトするグリーンカーテンに適しています。
果実は釣鐘状で表面がイボに覆われており、苦みがありますがゴーヤチャンプルーやあえ物にすると大変美味です。苦みを抑える方法としては、薄切りにして塩で揉んでしばらく置いてから軽く洗うといいですよ。苦みが苦手な方は苦みを抑えた品種もあります。
夏野菜の定番キュウリ
暑い時期に食べたくなるキュウリは、ウリ科のつる性の一年草です。寒さに弱く温暖な気候を好むキュウリですが、25℃以上の日が続くと病気が発生しやすくなります。元気に育つと葉や茎が大きく、脇芽もたくさん出ますし、根も広がりますので50cm幅のプランターならキュウリの苗は1本か2本程度にしておくことをおすすめします。水はたっぷりと与え、傷んだ葉は早めに除去します。またキュウリの葉にはチクチクとした産毛がありますので、通り道に植えると不快な思いをすることがありますので設置場所に注意してください。果実は成長が早くすぐに50cm以上に成長しますので早めに収穫してくださいね。
短期間で収穫できるつるありインゲン
インゲンというのは、いわゆるサヤインゲン、または三度豆と呼ばれていて、つるありとつるなしがあります。つるありは文字通りつるが伸びていき、高さが1.5~2mぐらいに達するのでグリーンカーテンに最適です。またつるあり種の方が高温に強いため夏の栽培に向いています。成長も早く、約50日で収穫でき、栽培期間も長いので約2か月間収穫できるのも特徴です。日当たり、風通しが良くなるようにごちゃごちゃに絡まないように誘導してあげましょう。サヤの長さが12~15cmになったら採り頃で、天ぷらにしたり下茹でして野菜炒めに使っても美味しいです。
グリーンカーテンを育てる時の注意点
グリーンカーテンはネットなどで上に伸びるように誘導します。つる性のものが向いていますが、そのまま放置するとどんどん伸びてしまいます。集合住宅のベランダで育てる場合は上の階まで伸びてしまわぬよう気を付けましょう。1.5mほどまで伸びたら、これから伸びようとしているツルの先を切り落とすとそれ以上伸びません。また先を切ることによって下の方で脇芽が出て横にどんどん広がりますし、上に伸びるために使われていた栄養が実の方に回るため、大きくて美味しい果実がなります。