観葉植物だって実は付けなくても立派な植物ですから、暖かく日が当たる場所でないと育てられないと、寒い地域の方は購入を断念してしまう事もあると思います。しかし観葉植物にはそれぞれの特性があり、逆に寒いのが好きだったり乾燥を好む植物も多く存在します。この記事では、寒い地域でも元気に育てることが出来る観葉植物を厳選して4種類ご紹介いたします。
ガジュマル
ガジュマルは大きさも大から小まで多くの種類があり、置く場所によってサイズを検討できるので狭いスペースでも緑を楽しむことが出来る観葉植物です。日光が好きな植物ですが、日陰でも十分育ちさらに耐寒温度は5℃のため、人の住む屋内でしたらどこに置いても育ちます。幸福をもたらしてくれる精霊が宿っていると言われるガジュマルは、株元がタコの足に見えるため「多幸の樹」とも呼ばれ多くの方に愛されている植物です。初めての方はとてもコンパクトな卓上サイズを購入することをおすすめします。
アロエ
耐寒温度は0℃と非常に寒さに強いほかに、乾燥にも耐えるという特徴があり水やりは2週間与えなくても枯れることはありません。そのため育てやすいですが、完全に放置するのはいけません。流石に霜が降りたりする場所は植物自体が凍死する場合もあり、適度な水やりも必要です。もし寒い場所に置くのでしたら水やりは朝から午前中の間に済ませておきましょう。日が落ちてからですと冬は一気に冷え込み与えた水も急激に冷えてしまい結果的に植物に0℃以下の温度に触れさせてしまいます。
オーガスタ
見た目が南国のような雰囲気を醸し出す植物ですが、耐寒温度は5℃と寒さには強いです。しかし乾燥に特別耐性があるわけでもなく日光にも適度に当てなければいけないので場所を考えておかなければいけません。とても人気のある植物で、寒い地域の方々からも好かれている植物です。葉が大きく蒸散作用も強いと言われているため、加湿器の購入を検討されている方はオーガスタを多く育てれば代用となるかもしれません。
モンステラ・デリシオーサ
まるでおとぎ話に出てくるカエルが雨宿りに使うような葉を持つモンステラは耐寒温度は5℃ですが、平均的な特徴のためどんな場所でも育てることができます。風水では南に置くと金運が上がるとも言われているため大変人気の高い南国風の観葉植物です。しかし明るい場所で管理するのが推奨されているため、ずっと暗所保管していると全体的な形が崩れてしまうため、出来ることなら直射日光の当たらない明るい場所で育ててください。
植物の特徴はそれぞれ
どの植物でも暗い場所が好きだったり暖かいところが好きだったり、どんな場所でも対応できたりとその特徴は一つ一つ異なります。お住まいの地域や大体の部屋の温度、置くスペースなど考えて植物を選びましょう。しかし観葉植物は野菜などと違い比較的丈夫でどんな環境でも育てられるものが多いため難易度は他の植物と比べても低めです。部屋に置くものですからあまり地域による温度差などは関係ないかもしれませんが、暖房のついていない雪国ですと、朝には部屋の温度が0℃近くになる場合も多々ありますので、やはり温度管理には気を付けるか、寒さ暑さに強い植物を選ぶことで強く育てることができます。もともと持つ性質は変えられないため、しっかり環境に合った植物を選びましょう。