観葉植物を始めると、家のいたるところに置きたくなることもあると思います。しかしほとんどの植物は光のある場所で多湿状態を嫌うものばかりで、お手洗いや浴室に置くのに適した観葉植物はなかなか見つかりません。この記事では、浴室でも元気に育てられる観葉植物を厳選して4つご紹介いたします。
アグラオネマ
非常に耐陰性が強い観葉植物ですので、窓のない浴室に置くこともできます。しかし耐寒温度は8℃以上と寒さには少し弱いため、冬場にずっと浴室に置きっぱなしというのは寒い地域ならば枯れてしまうかもしれません。浴室だけでなく普通の部屋でも十分育てられるため、定期的に部屋に戻すことを推奨します。「アグラオネマ・プシュードブクテアツム」という品種はアグラオネマの中でも特に耐陰性が強いためおすすめです。
アスプレニウム
別名タニワタリとも呼ばれるこの品種は、葉が放射線状に広がる植物です。高温多湿を好むため湿度が高い浴室に置くにはピッタリの植物です。丈夫であり半分放置気味でも枯れることが少ないため、忙しくなかなか手間がかけられないという方にもおすすめです。こちらも耐陰性が強いため窓のない浴室でも育てられますが、ずっと置きっぱなしですと葉の色が薄くなってしまうこともありますので、やはりたまには日光に当ててあげた方が元気に育つでしょう。
アジアンタム
細かな葉がそよそよとしてとても涼しげであるアジアンタムは多湿状態を好むため浴室に飾れます。耐陰性もありますが、上記の二種類よりは劣るので、育てるならば窓のある浴室を推奨します。乾燥に弱いため、普通の室内で育てる際にはエアコンの近くなどには置かないように気を付けてください。たまに葉の裏側に黒っぽい斑点が出ることもありますが、胞子のうといい胞子が入っているだけですので、病気や害虫ではありませんので放置しても問題ありません。
ポトス・ライム
初心者でも簡単に育てられると有名なポトスですが、適度な耐陰性や多湿にも耐えられるため浴室に置くこともできます。しかしできるだけ日の当たる窓際に置くのが良いでしょう。耐寒温度は5℃以上で寒さには特別強くありません。特に日陰に強い品種として「ポトス・パーフェクトグリーン」がありますので、窓のない浴室に置きたいという方はチェックしてみてください。
湿度と日陰に強い植物を選ぶ
上記で紹介した品種は全て適度な耐陰性と多湿状態でも育つ植物ですが、それらの植物はどれも寒さが苦手という特徴があります。特に寒い地域の冬は浴室の水が氷るということもありますので、夜は部屋に移動させるなど対策を取る必要があります。
そして浴室に観葉植物を置く場合は、窓のある浴室ならば窓を開けて換気したり、扉を開けて風通しの良い環境を作ってください。多湿に強くても蒸れた状態が長時間続くと葉が弱ったり抵抗力が低下するなど枯れる原因を作ってしまいます。なかなか管理が難しい場所ですのでずっとその場所に置いておくというのは難しいですが、定期的に部屋に移したり植え付けして状態をチェックしながら育てていくと浴室に置いておいても永く育てられるでしょう。そのような手間を省きたいのならば、窓際の日当たりと風通しが良い場所に置いておき、冬は部屋に移し育てることをおすすめします。