家庭菜園で育てる野菜は主に葉菜類・果菜類・根菜類に分類されますが、菌類であるキノコもよく栽培される野菜の一つです。この記事では栽培キットを使ったシイタケの育て方をご紹介いたします。

菌類を木から育てるのは大変

シイタケは専用の栽培キットを使い育てるか、木に菌を植え付けて育てるかの2種類に分けられます。どちらもメリットとデメリットがはっきりしていて、木に菌を植え付け育てる原木栽培の場合は、屋外のスペースや栽培期間が長いため安定して育てるのが難しいというデメリットがありますが、自然の中で育てることによって非常に肉厚で香りのよいシイタケが栽培できます。対して屋内で育てられる菌床栽培は手軽に育てられ3カ月程度で収穫できものから、1週間で大きくなるものまであり早くて美味しいシイタケが味わえますが、その分原木栽培より風味は落ちてしまいます。スーパーなどで販売されている物はほとんどこちらの栽培方法で作られています。初めての場合や多く育てない場合はこちらの菌床栽培の方がおすすめで、この栽培キットは1,000~2,000円程度で販売されているため興味のある方はチェックしてみてください。

栽培キットでの育て方

今回は上記の菌床栽培での育て方についてご紹介いたします。キットを購入したら説明書も付属していると思いますのでまずそちらを参考にしてください。基本は苗となる菌床と受け皿が付いてくると思います。シイタケは育てるための管理が非常に簡単で、霧吹きを使い湿らせて乾燥を防ぐため袋を掛けておくだけでどんどん大きくなっていきます。日毎に成長が楽しめるためお子さんがいるご家庭でも楽しく育てられるでしょう。直射日光に気を付けて明るい室内に置いておけば問題ありません。
一日二回ほど霧吹きで水をかけて育てていくと、2~3日目で小さいシイタケが生えてくると思います。5日もたてば市販の物より小さいものが出来て、1週間も立てば立派なシイタケを収穫できます。原木栽培より多少味が落ちるとも言われますが大きな違いは無いかと思いますし、市販のものよりは確実に美味しいシイタケが出来上がりますので、シイタケ好きな方は一度手軽な栽培キットで育ててみてください。一つの栽培キットで収穫できるシイタケは大小合わせて15個程度ですが、それもキットの大きさや中身によって大きく変わってくるため気になるメーカーのものを確認してください。

実は栄養価もとても高いシイタケ

シイタケは料理の素材にはもちろん、山車やスープなどにも多く使われているため日本で一番食べられているキノコとも言われています。そんなシイタケは実はとても栄養価が高いのです。血液をサラサラにして動脈硬化や高血圧などの命にかかわる病気の予防にも効果的ですし、骨を丈夫にする効果のあるエルゴステロールという成分も多量に含まれています。これは日光に当てるとビタミンDに変わるというもので、食べる前に数十分干すことで更にビタミンDを摂取することができます。その他にも低カロリーだったり菌類共通の食物繊維が豊富に含まれているなど食べることによるメリットがとても多い食物ですので、是非自分で育てて積極的に食べていただきたいです。

初心者向け根野菜ゴボウ

スーパーなどでよく見るゴボウは、50cmから80cmほどに育ちますが、ミニゴボウと呼ばれる品種は30cmほどまでしか生長しないため、コンテナでも栽培することができます。
ゴボウの栽培は苗からでなく種から行います。種まきは4月上旬から5月上旬までに行う春まきと、9月下旬から10月上旬に行う秋まきがありますが、初心者には春まきがおすすめです。ゴボウの種は硬い殻に包まれているため、一晩水につけて柔らかくしてから種まきしよう。深さ30cm以上の深型のプランターに、1cm間隔で種をまきます。発芽に日光が必要なので、土は薄くかぶせます。
ゴボウは日当たりの良い場所で育てます。水は、発芽し、苗が生長するまではたっぷり与えましょう。本葉が5枚ほどになってからは、土がしっかり乾燥してから水を与えるようにします。少し乾燥気味に育てた方が、よく生長します。
間引きは、双葉が出始めたころと、葉が触れ合うようになったころの2回行い、最終的に株間が8cmから10cmほどになるようにします。
ゴボウがかかりやすい病気は、うどん粉病や苗立枯れ病です。連作障害があるため、同じ場所に植えたい場合は3年から5年間隔を空けましょう。ゴボウにつきやすい害虫はアブラムシとセンチュウです。コンテナを地面に直接置かないこと、ゴボウを育てる前に落花生やアフリカンマリーゴールドを育てることで、被害を予防することができます。
ミニゴボウは70日から100日ほどで収穫時期を迎えます。土を軽く掘ってみて、根の太さが2cm弱になっていれば収穫適期です。側面の土を掘ってそっと収穫しましょう。

初心者向け根野菜サツマイモ

サツマイモは、やせた土地でも元気に育ち、高温や乾燥に強いため管理も容易な野菜です。サツマイモのつるの部分を苗として植えます。買ってきた苗は、2,3日ほど日陰に放置し、植え付け前日にバケツなどで給水させます。苗を一度しおれさせてから植え付けることで、生長スピードが上がります。植え付けの時期は5月上旬から6月中旬までです。苗を寝かせ、根元から5cmほど土に埋めます。植え付けから1週間ほどは水をたっぷり与えますが、乾燥を好むため、その後の水やりは控えにしましょう。
サツマイモはほおっておくとつるがどんどん伸びていくため、つるの先端を持って地面から引き剥がし、プランターの上に積み上げることを定期的に行いましょう。
サツマイモは、病気や害虫の被害を受けにくい野菜ですが、日照時間が足りなかったり管理が不十分だったりすると被害を受けてしまう場合があります。多湿が原因でカビが発生し、苗が枯れてしまう苗立ち枯れ病に注意しましょう。サツマイモで気をつけるべき害虫は、コガネムシやサツマイモネコブセンチュウです。防虫ネットの使用やサツマイモの連作を避けることで予防することができます。
サツマイモは、植え付けから4ヶ月から6ヶ月ほどで収穫することができます。茎葉が黄色っぽくなってきたら収穫のタイミングです。つるをハサミで切って、土をよくほぐしてから根元を持って引き抜いて収穫しましょう。収穫したサツマイモはすぐに食べずに、2週間ほど日陰に置いておくことで甘みが増します。収穫は霜が降りる前までに済ませましょう。

初心者向け根野菜ダイコン

ダイコンは品種によっては収穫まで60日ほどと短期間で育てることができます。種まきは3月下旬から5月上旬までか、8月中旬から9月中旬の間に行います。春に種まきをする時は、とう立ちしにくい品種を選ぶといいでしょう。
60cm以上で深型のプランターか、1本であれば深さ30cm以上の植木鉢や、培養土の袋でも育てることができます。間隔を20cm以上空けて、1つの穴に4,5粒、種をまきます。発芽までは水やりをこまめに行いましょう。ダイコンは、土を少し乾燥気味にして育てます。土が乾燥したら、午前中の暖かい時間に水やりをします。夕方以降に水をやると水の蒸発が遅くなり、病気にかかりやすくなるので注意しましょう。
4日ほどで発芽したら、間引きを行い、株を3本だけ残します。本葉が3,4枚になったら2回めの間引きを行い2本に、5,6枚で3回めの間引きを行い、株を1本だけにします。
ダイコンは、べと病や黒腐病、モザイク病、根くびれ病など多くの病気にかかる可能性があります。アブラナ科の野菜の連作を避けることと、多湿の環境を作らないことで予防に努めましょう。
アブラナ科のダイコンには、特にアブラムシがよくつきます。アブラムシは繁殖力が高いため、早めに発見して捕殺するか、水で洗い流してしまうことが大切です。
ダイコンの収穫までの日数は、品種によって60日から100日と大きく異なります。根の部分を両手で持って、まっすぐ上に引き抜いて収穫します。

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