100円ショップで買えるベランダ菜園の野菜作りにおすすめの用土は、赤玉土、腐葉土、ピートモス、バーミュキュライトの4点です。ベランダ菜園の野菜づくりは市販されている野菜の培養土を使って育てることもできますが、100円ショップで購入できる複数の用土を自分でブレンドした用土を作ることもおすすめです。
野菜づくりに最も多く使われている赤玉土と排水性に優れている腐葉土
ベランダ菜園の野菜作りに最も多く使われている用土には、赤玉があります。また、赤玉と一緒に使われている用土として、排水性に優れた腐葉土があります。
ベランダ菜園で使われている用土の中で最も多く使用されている赤玉土は、野菜作りだけでなく盆栽や草花の栽培などの園芸用としても幅広く使われている土です。また、赤玉土は、土の粒が大粒、中粒、小粒の3つの大きさに分かれています。ベランダ菜園の野菜のコンテナ栽培に適している赤玉の大きさは、粒が小粒のタイプです。大粒のタイプは、コンテナの底石として使います。
赤玉土の特徴は、有機質が含まれていない火山灰が粒上になっている土です。土の色は褐色をしているので、見つけやすいです。また、この土は水はけが良いことが特徴です。ベランダ菜園ではコンテナを使って野菜を育てます。そのため小粒の赤玉土にバーミュキュライトやピートモスを一緒に混ぜて野菜の用土として使うと水はけも良くなるので、野菜も良く育ちます。
腐葉土は、広葉樹の落ち葉を集めて腐熟させた作られたものです。この腐葉土を赤玉土と一緒に混ぜて用土として使うと、水はけや通気性が良くなります。腐葉土は、重さが軽いので、持ち運びにも便利です。また、腐葉土は赤玉土と同じように野菜作りの用土として活用されるだけでなく盆栽やガーデニングの用土に混ぜて多く使われています。
保水性と排水性に優れているバーミュキュライトと通気性と排水性に優れているピートモス
赤玉土や腐葉土以外に野菜の用土の中に混ぜて使う用土として、バーミキュライトとピートモスがあります。
バーミュキュライトは、別名「苦土蛭石」と呼ばれ、ケイ酸塩鉱物の一種です。園芸や農業の用土、そして建材資材としても使われています。バーミュキュライトは石の状態のまま高温で熟されたものです。素材は軽くて光沢のある金色や茶色の薄くて板状をしたものが含まれているので、キラキラと光っています。特徴として、保水性と排水性の両方に優れているだけでなく肥料持ちも良いので、他の用土と混ぜて使うと効果的です。
ピートモスは、イネ科の多年草の植物である「ヨシ」と水苔を泥炭化させたものです。ピートモスが湖や池のほとりに自生しているヨシや野山に自生している苔などから出来ていることを想像することは難しいです。しかし、このピートモスは、他の用土と一緒に混ぜて使うと通気性と排水性に優れた働きをしてくれます。ピートモスを他の用土と一緒に混ぜて使う場合の注意点として、ピートモスは酸性の材料なのでアルカリ性の用土や肥料と混ぜて使うことがポイントです。一般的にピートモスを使う場合は、アルカリ性の肥料である炭酸石灰などを一緒に用土の中に混ぜて使います。酸性のピートモスですが酸性度をpH6位に矯正してあるピートモスも販売されているので、一度チェックをしてから購入することが大事です。
ベランダ菜園の野菜作りはコンテナ容器と用土を使って育てるので、コンテナ栽培に適した用土が必要です。ベランダ菜園の野菜作りに慣れてきたら100円ショップで購入できるおすすめの4種類の土を使って自分でブレンドしたオリジナルの用土を作り、その用土を使った野菜作りを楽しむことができます。