冬に収穫が楽しめるベランダ菜園向きの野菜を紹介します。
ベランダ菜園でワケギ(アサツキ)を育てよう
球根から育てることで手間がいらずに育てられます。
ワケギはネギと玉ねぎの中間の品種です。ネギよりも癖がなく、柔らかいです。
葉が細くて柔らかく、香りと辛味に特徴があります。
ワケギの美味しさの見分け方
- 葉に丸みがあり、刃先がピンとしている。
- 葉全体に元気がある。
ワケギの栽培のポイント
過失に注意してこまめな追肥を行うとよいでしょう。
土がずっと湿っている状態は、水のやりすぎとなり、ワケギが枯れる原因となります。
また、水のやりすぎは球根も腐ってしまうので、注意しましょう。
繰り返し収穫するので、追肥を忘れずに行いましょう。
ベランダ菜園のワケギの栽培方法
- 【球根の準備】秋・冬に収穫する専用の球根を準備します。球根の先端をわずかにカットして植えましょう。このように刺激を与えることで芽が出やすいです。
- 【植え付け】プランターに培養土を入れて、5cm~10cmの間隔で、地面ぎりぎりに植えます。
- 【管理】草丈が10cm程度になったら、株の周りに肥料を一つまみ程度撒きます。
- 【収穫】草丈が20cm程度になったら収穫です。伸びすぎると折れやすいので、20cm程度になったら早めに収穫をしましょう。根元を3cm程度残して収穫すると再び葉が伸びてきます。3~4回は収穫可能です。収穫した際は、1株に1つまみの追肥を行います。
ワケギの栽培の時期
- 植え付け:8月~10月
- 草丈10cmになったら1回追肥:9月中旬~10月中旬
- 収穫:11月中旬~12月、3月~4月
- 収穫するたびに追肥:11月中旬~2月中旬
ほうれん草をベランダ菜園で育てよう
ほうれん草の若い葉はアクが少なく美味です。サラダやおひたしにとても向いており、若い葉をすぐに収穫できるベランダ菜園におすすめの野菜です。
寒さに強いほうれん草は、低温期にじっくり育てることで、うま味がたっぷりのほうれん草に育ちます。逆に高温や蒸れには弱い野菜です。
葉がギザギザのほうれん草は東洋系、葉先が丸いものが西洋系です。東洋系・西洋系の中間の品種が初心者向きです。
ほうれん草の美味しさの見分け方
- 根付きが良い。
- 緑色が濃すぎず、若さがある。
- 葉先がピンと立っている。
ほうれん草の栽培のポイント
外灯など、光が長くあたる場所に置かないようにしましょう。
ほうれん草は日照時間が長くなると、花が咲いてしまう特徴があります。夜間も光が当たるという場所には置かないようにしましょう。
ベランダ菜園のほうれん草の栽培方法
- 【種まき】ほうれん草は、秋まき・春まきがあります。育てる季節に向いている品種をきちんと選びましょう。プランターに培養土を入れて、種が重ならないようにしながら、土の表面に溝をつくり、適当な間隔で撒きましょう。
- 【間引き1回目】本葉が1~2枚出てきたら、混みあっているところを間引きしましょう。隣の葉と触れ合わない程度にするとよいです。また、間引き後は、株と株の間に肥料をまいて追肥を行います。
- 【間引き2回目】さらに成長し、再び、混みあってきたら2回目の間引きを行いましょう。最終的に株同士の間隔が3cm程度になるように間引きを行います。
- 【収穫】草丈が20cm程度になったら、順次収穫しましょう。
ほうれん草の秋・冬の栽培時期
- 種まき:9月~10月
- 間引き:9月中旬~11月上旬
- 2週間に1回の追肥:9月中旬~12月中旬
- 収穫:10月中旬~2月