自宅のちょっとしたスペースやベランダで、野菜を簡単に育てることができ、体にも優しい採れたての野菜を食べることができます。
ベランダ菜園のプランター選び
プランターや鉢のことを、総称してコンテナと呼びます。
コンテナで野菜を栽培するときは、なるべく大きめのコンテナを選びましょう。たくさんの培養土で育てる方がよいです。
また、土の量を調節することで、水切れ、プランター内の温度の上昇などを調節できるため、大きめのコンテナがよいでしょう。
夏に栽培するトマトやキュウリ、ナスなど、大きめの野菜がなるものは、なるべく大きめのコンテナにしましょう。
樹脂系プランターでベランダ菜園を始める
軽くて扱いやすく、価格も低価格のため、人気が高いプランターです。
内部が乾きにくいので、水やりの回数も少なめで済むところがメリットですが、外の気温の影響を受けやすいのがデメリットです。
夏は高温に、冬は凍結に注意して使用しましょう。
テラコッタ鉢でベランダ菜園を始める
素焼きでナチュラルな感じが出るテラコッタ鉢は人気が高いです。重量もあり、高価なものが多いです。
水が鉢の表面から蒸発するので、鉢の中の土の温度上昇を防いでくれる効果があります。冬は、凍結すると割れてしまう場合があるので、注意が必要です。
また、樹脂系プランターに比べて、表面が汚れやすいのも注意が必要です。
ベランダ菜園初心者におすすめのプランター
大型の夏野菜を育てる場合は、深さが30cm以上のものを選びましょう。根は縦に伸びるので、横幅よりも深さを重視しましょう。
培養土は40リットルほど入れるため、50リットルほど入るプランターがよいです。
例えば、トマトを一株育てる場合、深さのある鉢で30リットル前後のプランターがよいでしょう。
ベランダ菜園を始めるのに必要な道具
ベランダ菜園で、コンテナの他に揃えておきたい道具を紹介します。
支柱
園芸用の支柱を購入しましょう。プランター内に立てても安定しない場合が多いため、プランターの縁に固定する、もしくは、建物に固定して立てるといった工夫が必要です。
ネットと寒冷紗(かんれいしゃ)
ゴーヤやきゅうりなどの蔓になる野菜を育てる時は、ネットが必要になります。
また、気温が低い冬に寒冷紗(白い布のようなもの)をかけると葉が傷みにくく、通常の場合でも虫よけに効果的です。
鉢底網と鉢底石
底に穴が一つだけのプランターは、水はけが悪く根腐れを起こす場合があります。そのため、鉢の底には、鉢底石を敷いて、水はけをよくします。
また、土が流れ出たり虫などの侵入を防ぐために、鉢底網を穴の箇所に設置します。
化成肥料
野菜の生育には、窒素、リン酸、カリウムが必要です。それをバランスよく配合したものが化成肥料になります。
粒状になっており、臭いも殆どなく、使いやすいです。
水で薄めて使う液体肥料などもよいでしょう。
2週間に1回を目安に、一握りの肥料を株の周りに撒いて、土と馴染ませて使います。