キャラウェイの歴史は古く、石器時代から人間の暮らしと共にあるハーブです。ヨーロッパ原産で古代エジプトやシルクロード沿いの遺跡からも種が発掘されています。日本ではヒメウイキョウと呼ばれて親しまれるセリ科のハーブで、「キャラウェイシード」としてスイーツに利用されているので気づかずに口にしているかもしれませんね。

キャラウェイの栽培時期

種蒔きは年に2回、春と秋に行います。

開花は6月から8月、本格的に暑くなる前に白い小さな花をたくさん咲かせます。
花・葉や茎・種を順次収穫できます。

肥料は植え付け時の用土に化成肥料を元肥として混ぜ込んで、あとは液体肥料ですね。

キャラウェイのプランターと用土

キャラウェイ栽培で大切なのはプランターと用土選びです。

根が垂直に長く伸びるキャラウェイは移植を嫌います。なので、深めで大型のプランターを選びましょう。大きくなると草丈が80センチぐらいになるので、野菜用プランターの大きいものが良いですね。

用土は肥沃さがポイントです。水はけが良く肥えた土に深い根を伸ばします。市販の培養土にさらに腐葉土と化成肥料を混ぜ込み良く耕しておきましょう。良く耕すことで根の成長を助けます。

キャラウェイの種蒔きと間引き

種蒔き専門のキャラウェイは移植なしの直播勝負です。

時期は4月から5月・9月から10月の年2回ですが、どちらかというと秋蒔きの方が株が育ちやすく冬越しして大株になる可能性大なのでオススメです。遅蒔きになると寒さで芽がやられてしまうので、9月中旬までに蒔くのが一番育てやすいと言えますね。

大型プランターに8分目を目安に用土を入れたらお箸などで横2列ほどの溝を作ります。深さは5ミリ程度が良いでしょう。種を筋蒔きしたら薄く土をかぶせて蓮口を付けたじょうろで水をかけます。発芽までの2週間程度は土が乾いたら水やりをし、水分が多すぎず少なすぎずを心がけます。

芽が出て双葉が出そろったら間引き開始の合図です。

重なり合った芽や色が悪い双葉などを順次間引きます。間引きの間隔は「最終的に株の間隔が20センチから30センチぐらいになるように」とアバウトな感じで良いでしょう。間引く時の注意は残す芽の下の土まで動かさないようにということです。根が動くのはキャラウェイの生育を妨げるので上手に間引くことが大切ですね。コツはお箸などで間引かない芽の元を押さえながら、ということですね。

間引いた芽は捨てずにサラダやスープにしてみましょう。ニンジンの葉のような香りがします。

キャラウェイの秋蒔きの注意点

寒の入りまでにある程度育っていないといくら耐寒性があると言っても・・・遅蒔きになると翌年開花しない可能性が出てきます。遅くても9月中旬までには蒔いて発芽を待ちましょう。

冬に霜柱が立つ地域では土寄せの作業が必要です。せっかく長い根を伸ばし始めたところに霜柱で株が持ち上げられては弱ってしまいます。寒の入りごろには株の上に土をかぶせて少し硬めに手で押さえておきましょう。こうすることで株の浮き上がりを防げます。地上の芽は枯れますが根は生きているので、翌年の春には新芽を伸ばしてくれます。

新芽が出て来たら株元に化成肥料をほんの少しすき込んでおくと成長が良くなります。

秋蒔きの方が株が充実するので、このひと手間を忘れずに行いましょう。

キャラウェイの置き場所

キャラウェイは比較的置き場所を選ばないハーブです。日当たりが良いところから半日陰でも良く育ちます。過湿には注意したいので風通しの良いところに置くようにしましょう。耐暑性が少し弱めなので、真夏に何となく株がだれてくるようならば遮光ネットをかけるか半日陰に移動すると良いですね。

キャラウェイの水やりと肥料

大きなプランターには大量の用土が入っていて保水力はあります。根を垂直に長く伸ばす性質から下の方の水分も利用するキャラウェイは少し水やりは控えめが良いです。株元が乾いてしまってからたっぷりの水をやりましょう。過湿にならないように株の様子も観察してください。

肥料は液体肥料を水で薄めて1週間に1回、生育時期にかけます。植え付けのころと春に化成肥料を足しているのでたくさんは必要ありません。

キャラウェイのその他の作業

株が育って背丈が伸びて来たら支柱を立てると良いでしょう。立てる時には根を傷つけないように注意してください。
株を大きくするために5月ごろ中心の枝先を間引きします。切り落とすことで株の充実と過湿対策を兼ねられます。
種を収穫して利用する場合は開花前にいちばんしっかりした茎を3本から4本だけ残して切ってしまいます。たくさんの花を咲かせると栄養分をばらまいてしまうことになるので、花数を減らします。

キャラウェイの病害虫対策

アブラムシとハダニが付くことがあります。ハダニは乾燥しすぎると発生しやすくなるので、暑い時期の水やりは時々雨代わりに株の上から水をかけてやりましょう。アブラムシは気長に退治するかスプレー剤が効きます。でも、葉を収穫したい場合は牛乳を水で薄めて霧吹きなどでかけてやると退治できます。

キャラウェイの収穫と活用法

葉は3月から10月ごろまで収穫できます。サラダやスープにするとおいしくいただけます。花も食べられますが種を取った方が活用の幅が広がります。種はピクルスや煮込み料理、特にカレーにオススメです。種の収穫は花後に色づき始めたころがねらい目です。茎ごと刈り取ったら日陰の風通しの良いところに紙袋に入れて吊るしましょう。紙袋に入れておかないと種がバラバラ大量に落ちてしまうのでお気を付けください。種は「キャラウェイシード」として市販されていますが、収穫したものを砂糖漬けにして焼きリンゴやパウンドケーキに散らすとオシャレなスイーツに変身します。乾燥したままの種を全粒粉のパンに焼き込んでも歯触りも香りも楽しめます。

キャラウェイはこころの疲労回復や胃腸の疲れを取ったり風邪薬としても活用できます。

キャラウェイの育て方・ポイント

良く肥えた土に深いプランターを使いましょう。
長い根が傷つくことを嫌います。間引きや冬の霜で根が動かないように気を付けます。

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