目次

ハーブの特徴を知る

ハーブはめったに病気になりません。病気が原因で枯れてしまうことは少ないです。

育てる上で重要なことはハーブが日向を好むか日向を好まないか。必要な水の量が多目か少なめか。この2点を把握しておく事です。

次にハーブにも様々な種類があります。種類によって一年草(一年しか栽培できない)や多年草(毎年栽培できる)といった特徴があります。なかには繁殖力が強く、花壇や畑に植えてしまうと、大量に増えてしまい他の作物の成長を阻害するなど困る事があります。

種類によっては鉢植えで育てる事をお勧めします。

ハーブを育てるのは春から秋までの間です。種は発芽があまり良くないのでホームセンターで苗を買う事をお勧めします。ハーブの土は百円ショップにも売っていますので比較的安価で手に入ります。

良いハーブ苗を選ぶには

葉の色は綺麗な緑色をしていてみずみずしい葉が沢山ある物がいい苗です。葉が薄く白くなっているもの。茶色や黒い斑点がついているものは問題がある苗ですのでさけましょう。また、葉がなく見た感じひょろりとしているもの。上の方がフサフサしていても下の方がポロポロ落ちてくるものは成長が良くない可能性があります。

根元の茎がしっかりしていて、ポットを軽くゆすっても土がポロポロぐずれてこない苗を選びましょう。

ポットの下の小さい穴から白い根がたくさん見えるのは良く育っている証拠です。

黒っぽい根のものは水のあげすぎで根腐れをおこしている可能性があります。そのまま植えても根を伸ばす事が出来ずに枯れてしまうものがあります。

育てやすいハーブ苗

バジル(一年草)

太陽の光を好み暑さにも強いです。乾燥を嫌うので水遣りには注意が必要です。土が湿るぐらいたっぷりの水をあげましょう。夏場は朝と夕方二回水やりをする事をお勧めします。草丈が20センチくらいになってから根元を10センチくらい残して(新しい芽を生やすため)収穫する。収穫したものを土に植えると新しく根を生やすので増やす事が出来ます。

花が満開になると葉が硬くなるので食べられなくなります。

肥料切れをおこすと枯れやすくなります。長くじっくりきく油粕を植える前に土に混ぜると効果的です。一ヶ月に一回液体肥料をあげましょう。

ミント(多年草)

ミントにはスペアミント、ペパーミント、アップルミント、パイナップルミントなど豊富な種類があります。好みの香りで選びましょう。ミントは繁殖力が強いので、他の作物の側に植えるのは避けましょう。植えてしまえばほっといても育ちます。肥料も特に必要ありません。しおれていても水をタップリあげれば次の日には元気になります。

ラベンダー(多年草)

寒さに耐性のある種類が多く、乾燥気味を好みます。頻繁に水をあげる必要はありません、土が乾いていたらしっかりと水をあげましょう。あげすぎると根腐れの原因になります。

高温多湿に弱いので風通しの良い場所で管理しましょう。また、梅雨時期には雨にあてないようにしてください。

ローズマリー(多年草)

基本は日光と水があれば元気に育ちます。風通しのよい乾燥した状態で日光をたくさん浴びせましょう。ただし、夏の直射日光は強すぎますので、日よけ対策が必要になります。

病気や害虫にも強いハーブですので、よほどの事がない限りほっといても大丈夫です。

タイム(多年草)

枝が隙間なく茂ってしまうと風通しが悪い株が出来てしまいます。湿気で葉が枯れる原因になりますので、収穫もかねて間引きして下さい。

丈夫なので日陰でも育ちます。高温多湿に弱いので植木鉢で育てている場合は真夏のコンクリートには置かないでください。寒さには強いですが、霜があたると葉が真っ黒になります。成長には問題ありませんので春には新しい芽をだします。乾燥気味を好むので水やりは土の表面が白く完全に乾燥している状態で土がしめる程度の水やりで十分です。

カモミール(一年草)

太陽の光に弱いので直射日光には当てないようにしてください。半日陰においておくといいでしょう。寒さには耐性があります。乾燥に弱いので水は多目にあげてください。しかし、水をあげ過ぎるとすぐ寝腐れを起こし枯れてしまいます。様子を見て乾いていたら土が湿るぐらいにあげるのが丁度いいでしょう。

ルッコラ(一年草)

日当たりが良く水はけのいい場所を好みます。あまり強い日光に当ててしまうと、葉が硬くなってしまうため夏場は遮光ネットなどで日をさえぎる工夫が必要です。プランターの場合は日陰に移動しましょう。水は土が乾いていたらたっぷりとあげてください。乾燥させすぎると葉の苦味が強くなりますので注意が必要です。

ハーブ作りを楽しむために

ハーブはある程度ほおっておいても大丈夫です。沢山のハーブをきちんと育てるためには特徴をきちんと把握し愛情をこめて接してあげることが大事です。

それが美味しいハーブを育てる事につながり楽しむコツではないでしょうか。

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