夏に薄青の花を咲かせるとてもスマートなハーブです。灰緑色の細かい葉と細長い茎が特徴で茎からは繊維を、種からは亜麻仁油を摂るために利用されています。紀元前から作物として育てられており、日本へは17世紀にトライして明治ごろから繊維作物として栽培されていました。「亜麻色」とはこのフラックスから育てる繊維の色に由来した呼称です。フラックスは緑肥にもなりニンジンやジャガイモのコンパニオンプランツです。同じプランターに植えるたり、畑なら畝に植えると良く育ちます。花の時期にはミツバチが集まることで実付きをよくすることができます。

フラックスの品種

日本にはマツバニンジンという名前の品種が自生しています。花が紅色で中心部分がとても濃い紫になるベニバナアマやピンクや白の花をつける品種もあります。宿根アマは多年草で白や青の花をつけます。

フラックスの栽培時期

開花期は4月から8月です。かなり花の時期が長めです。
種蒔きは3月下旬から4月と9月下旬から10月いっぱいぐらいです。
肥料はあまり必要ありませんが少しだけ与えます。

フラックスのプランターと用土

草丈が60センチぐらいになることを考えると、中型のプランターが良いでしょう。株の間隔を10センチぐらい取るので45センチのプランターなら3株から4株ぐらいが植えられます。

用土は水はけ重視であとはほとんど荒地でも育つぐらいの丈夫さです。赤玉土7:腐葉土3で配合するか、市販のハーブ専用培養土でも良いでしょう。

フラックスの種蒔きと植え付け

種蒔きは3月下旬から4月か9月下旬から10月いっぱいぐらいまでが適期です。やや暑さに弱いので秋蒔きの方が適しています。翌春の開花まで時間がある方が株の充実が図れるのでこの点でも秋が良いと言えますね。根が傷むと根付きにくいので直播にした方がよいでしょう。プランターに分目まで用土を入れてパラパラ直播します。薄く用土をかぶせて乾燥させないように水やりをしていたら1週間ほどで発芽します。間引きながらしっかりした株になるころ感覚が10センチぐらいになるようにしましょう。

苗を植えるときも根に注意です。根鉢を崩さないように丁寧に植え付けて、水をたっぷりやっておきましょう。

フラックスの置き場所

日当たりと排水が良いことを重視しましょう。日当たりが悪いと美しい花が付きません。耐寒性は強いのですが暑さにやや弱い性質です。1年草のフラックスならあまり考えなくても良いのですが、宿根のものなら風通しが良く強烈な日差しを避けられるところに置きましょう。冬は霜が当たらなければ平気です。少しだけ霜よけができるようなところに移動させれば冬越しできます。乾燥していて水はけが良ければあまり神経質にならなくても大丈夫です。

フラックスの増やし方と植え替え

フラックスは種を収穫して増やします。花が終わった9月ごろに種が熟して黄色くなったところを茎ごと切り取ります。そのまま部屋の中などに吊るして追熟させましょう。

植え替えは特に必要ありません。

フラックスの水やりと肥料

乾燥していることを喜ぶので水のやりすぎには注意しましょう。土の表面が乾いて、触ってみても冷たくなければたっぷり水をやります。常に湿り気が残っていると根腐れして枯れます。

肥料はあまり必要ありませんし、チッソ分が多いと茎だけがひょろりと伸びて少しの風でも倒れやすくなります。緩効性の肥料を4月と9月ごろ株元に蒔いておくと良いでしょう。液体肥料なら3月から4月と9月から10月ごろ、10日に1回与えます。

フラックスのお手入れ

その他作業はありません。放任にしておいてもぐんぐん育つのがフラックスの良い点です。でも、もし風が強い地域であれば支柱ぐらいは立ててやりましょう。

フラックスの病害虫対策

ほとんど心配ありません・・・強いて挙げればアブラムシぐらいですがほとんどつきません。

フラックスの育て方のポイント

乾燥気味というよりも乾燥を好みます。水やりは必ず土を触って冷たさがなくなってからやりましょう。
肥料はほとんど必要ありませんが、与える場合はチッソ分が多くならないようにしましょう。

フラックスの収穫と活用法

種を粉末にしたものは傷の化膿止めやスクラブ洗顔に利用できます。種の煮出した液を浴槽に入れるとサメ肌の改善効果があります。切り花やポプリの材料としても利用できまんす。花の後に茎を刈り取って水に浸けて腐らせ、それをたたくことで繊維を採取できます。本物のリネン、亜麻布作りにチャレンジしてみるのも面白いかもしれませんね。

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