ドラセナは非常に丈夫で育てやすいと言われている観葉植物で、初めて育てる植物として選ばれることも多いです。しかしいくら初心者向けといっても、置き場所や水やり、苦手な温度について知っておかなければいつの間にか弱らせてしまう事もあるかもしれません。この記事ではそのような事のないように、ドラセナの簡単な育て方と育てるうえでの注意点についてご紹介いたします。
目次
ドラセナについて
育てやすいドラセナは種類も豊富で、現在約40種が確認されています。中でもよく市場で流通している品種は「コンシンネ」「コンパクタ」「マッサンゲアナ」で、よくホームセンターでも見かけます。中には開運や金運が上がるとも言われている品種もあり、開店祝いなどの贈り物として使われる場合も多くあります。一般の家庭ではもちろん、オフィスに置いてもスタイリッシュなためクールに見せることが出来る万能の植物です。大きめの品種から小鉢サイズの小さいものまであるのでチェックしてみてください。
ドラセナには稀に花が咲くことがありますが、これは実はあまり良くないことではやめに切り取ることをおすすめします。せっかく咲いた花ですが、あくまで主役は葉ですので、この花を放っておくと栄養がこちらに取られてしまうため、全体の元気がなくなってしまいます。花の蜜により虫も寄ってきますしべたついて埃などの塵が付きますので、見た目もあまりよくありません。もし咲いていたり芽が見えたら根元からカットすることを推奨します。
ドラセナの育て方
ドラセナは基本的に日光が好きなため、日当たりの良い場所に置くのが一番ですがある程度の耐陰性も兼ね備えているため、日陰に置いても育てることはできます。その場合は週に数日、数時間日光に当ててあげるとより元気に育つでしょう。そして直射日光には注意してください。あまり長く当て続けていると葉焼けしてしまう事もあります。
水やりについては他の植物と同じように、土が十分に乾いたら一度にたっぷりと水を与えましょう。2~3日水やりをしなくても問題ないため数日家を空けていても心配ありません。水やりのし忘れで枯らすことは少ないですが、水を与えすぎて根が腐ってしまったり、呼吸できず弱ってしまい枯れることは非常に多いため気を付けましょう。そして温度についてですが、ドラセナは少し寒さに弱いため、出来るだけ10℃以上を保ちましょう。屋外で育てる場合は寒くなって来たら室内に移してあげないと冬越しできません。冬は暖かい部屋に置いて育ててください。人が快適に生活できる温度ならば十分です。
ドラセナを綺麗な形にするために取り組む事
観葉植物は長く育てていると大きくなりますが、ドラセナはどんどん育っていく植物ですので枝が伸びてしまい、形が悪くなってしまう事もあります。そのような場合は「切り戻し」という作業を行いましょう。これは、ぐにゃっと曲がってしまった枝を再び新しく伸ばしたい場所からカットしてしまうというものです。切ってからは風通しの良い場所に置いて日光に当てましょう。しばらくすると新たな芽が出てきます。
このようなことを踏まえて育てると、基本的にドラセナは元気に育ちます。他の観葉植物に比べ育てるのも簡単ですので、今まで植物を育てた事のない方でも是非チャレンジしてみてください。