鮮やかな青い星のような花をつけるボリジは地中海沿岸原産の1年草です。その青色は聖母マリアの衣を描くために使われ「マドンナ・ブルー」と呼ばれています。ミツバチを呼ぶことからイチゴなどのコンパニオンプランツとしても知られています。草丈が1メートル近くまで成長し、たくさんの青い星を咲かせることからガーデナーにも人気のハーブです。

ボリジの栽培時期

開花期は3月から8月初旬ぐらいまでです。
種蒔きは春と秋の2回蒔けます。
肥料は固形肥料を年2回施すか、液体肥料を与えます。

ボリジのプランターと用土

株が良く張るので大型のプランターを用意します。やや乾燥気味を好むので素焼きの10号鉢(直径30センチ)などが適しています。軽石を入れる必要がないフェルト製のプランターも市販されているので試してみると良いですね。

用土は水はけのよいものにしましょう。市販のハーブ培養土で十分です。配合する場合は赤玉土5:腐葉土3:ピートモス2ぐらいで、ピートモスではなく川砂などでも良いです。

ボリジの種蒔きと間引き

種蒔きの時期気温が15度から20度ぐらいなので、は3月から4月と9月から10月に蒔けます。秋蒔きの方が冬を越し、春になるとかなり立派な株になるのでオススメです。育苗ポットなどは用意せずに直播で勝負しましょう。10センチぐらいの間隔で5ミリ程度の穴をあけ、3粒ずつ点蒔きにします。薄く土をかぶせて水をたっぷりやって乾燥させないように管理します。ボリジは発芽率が良いハーブなのでほとんど芽が出ます。発芽してからは元気のない芽や色の悪い芽を間引きながら育てて20センチに一株になるぐらいにしましょう。

ボリジの置き場所

日光によく当てないと葉色が悪くなったり花付きが少なくなります。高温多湿に弱いので梅雨時は蒸れて下葉が枯れあがることがあります。ジメジメしている場所は合わないので、風通しが良くプランターの下に水がたまらないような場所に置きましょう。耐寒性があるので、秋植えの苗も霜や雪を避けてあげれば冬越しは簡単です。関東以北であれば軒下に移動してやると良いでしょう。

ボリジの増やし方と植え替え

1年草なので植え替えは必要ありません。苗を購入したり発芽させたものを移植するときはあまり大きくなると根付かない可能性があります。本葉が7枚から8枚になるころまでには移植をしてしまった方が良いです。根が傷つくとそれも根付かない原因になるので、根鉢は崩さずに植え替えましょう。本来は移植を嫌うハーブなので、植えつけるときは1回で済ませます。

花の後に種を収穫して増やすことができます。こぼれ種で毎年同じところから芽を出し続けるほど強い性質を持っています。

ボリジの水やりと肥料

やや乾燥気味の方が生育が良くなります。土の表面が乾燥していたらまず手で触って確認しましょう。冷たい感触がなければ水が表面から3センチぐらいまでは乾いています。そこで水やりをたっぷりしましょう。真夏だけは触って確認はいりません。表面が乾いたら水やりというサインは他のハーブと同じです。真夏や植え付けて間がない株には他の植物と同じような水やりをしないと株が大きいだけに乾ききって枯れる可能性があります。ただし、過湿は絶対にいけません。

肥料はあまり必要ありません。植え付け用土に固形肥料を混ぜ込んだら、あとは3月と7月ごろ化成肥料を株元に蒔いてやれば十分です。液体肥料であれば2週間に1回ぐらい、生育期間中に水やり代わりにかけると良いですね。いずれも花芽が伸びてくるころに肥料を施すことで花数を増やせます。

ボリジの支柱立てと葉の間引き

花芽が伸びてみるとわかるのですが、本当にたくさんのつぼみが尽きます。雨が降っただけでも重たそうに見えますが、そう見えるだけではなく折れます。なので、花茎が伸びて来たら支柱を立ててやってください。

茎や葉が結構な勢いで伸びたり茂ったり、生育が早いのがボリジの良いところです。しかし、そこがウィークポイントにもなります。あまりにも良く茂るので乾燥気味を好むのに蒸れやすくなるのです。込み合っている葉は適宜切り取って風通しを良くしましょう。

ボリジの病害虫対策

特にありません。

ボリジの混植

ボリジはミネラル分を土に補給するので、イチゴなどと混植するとミツバチを呼ぶ効果もあり栄養満点で結実も増えます。トマトと一緒に植えると害虫を防ぐことができます。

ボリジの育て方のポイント

真夏の強烈な暑さと過湿には弱いです。乾燥気味に育てて暑い時期の水やりは土の表面を触ってみてからにしましょう。
株がとてもよく茂ります。大きめの鉢に植えこんであげましょう。
花茎が伸びて来たら支柱を立てて折れないように早めに支えましょう。
混み合った葉や茎を適宜切り取って、株元の通気を良くして育てます。

ボリジの収穫と活用法

見るだけでもお腹いっぱいになるような美しさですが、もったいないので食べてみましょう。若葉はほんのりキュウリの香りがします。カルシウムやカリウムなどミネラルが多く、天ぷらでも生食でもおいしいです。ベランダにサンドイッチを持って出たら葉をちぎって挟んで食べてみてください。花は砂糖漬けにしたりティーにすると良いでしょう。科学の実験のようですが、砂糖漬けにお湯を注いでティーにして、そこへレモンをひと絞りしてみてください。色変わりがとても美しいです。若葉もティーにして飲むとのどの痛みや浮腫みに効果があります。ボリジにはもうひとつ、とても優れた効果があります。抗鬱効果と鎮静効果を併せ持っているのです。疲労でストレスだらけなのに気が立っているなど、どうにも気持ちが落ち着かない時に暖かいティーにして飲んで休むと効果があります。授乳中・妊娠中の方はボリジを口にしてはいけません。長期連用や食べ過ぎは肝臓に影響するので避けましょう。

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