イタリアンで定番の野菜と言えばルッコラです。ゴマのような香りとピリッとした辛みがサラダやピザによく合うポピュラーな葉菜です。
地中海沿岸原産の1年草で、和名をキバナスズシロと言います。花は淡いクリーム色のものが多いのですが、品種によっては黄色い花が咲くものもあります。

アブラナ科の1年から2年草でとても育てやすいハーブです。野菜売り場に並んでいるルッコラはほとんどが水耕栽培のものです。自分の手で土に植えて育てたルッコラの風味を確かめてみませんか?

ルッコラの品種

一般的なロケットよりも香りが濃いセルバチコという品種も人気です。葉は水菜のように鋭角に切れ込みがあるのが特徴です。セルバチコは多年草なので、数株植えておくと便利ですね。軸が赤く香りと苦みが強いローマ・ロッソという品種もあります。

ルッコラの栽培時期

開花期は4月から8月ぐらいまでです。

植え付けは3月中旬から11月中旬ぐらいまでです。寒い時期と真夏の8月は避けましょう。耐寒性はある方ですが、発芽したばかりのものは枯れてしまうことがあります。

肥料は開花に合わせて4月から11月の終わりぐらいまでが目安です。

ルッコラのプランターと用土

プランターは野菜用などの60センチくらいのものを用意しましょう。

用土は水はけが良く肥えた土を好みます。市販の培養土でも十分育ちますが、配合する場合は赤玉土6:腐葉土3:川砂かバーミキュライト1で混ぜると良いでしょう。酸性に偏ると生育が悪くなります。少しアルカリ気味の方が良く育つハーブです。

ルッコラの種蒔きと間引き

プランターに8分目ぐらいまで用土を入れますが、植え付けの1週間ぐらい前までに準備すると混合した用土が良くなじみます。種がとても小さいので、種蒔き前に用土によく水をかけておきましょう。

10センチぐらい間を空けて5ミリほどの深さの穴を線状に開けて、なるべく重ならないように種を筋蒔きします。上から薄めに用土をかけて、蓮口を付けたじょうろで種が流れないように水やりをします。発芽するまでは土の表面が乾いたらの水やりで十分です。真冬と真夏以外に蒔けば1週間ほどで発芽する丈夫な葉菜です。

双葉が出そろったら1回目の間引き時です。形の悪いものを間引いて3センチぐらいの間隔になるようにそろえます。本葉が5枚程度になったら2回目の間引きをします。根元の土が動かないようにそっと手を添えて、感覚が5センチぐらいになるように間引きましょう。
その後も株同士の間隔を見ながら最終的に大きくなるまでは間引き続けて育てますが、間引いた苗は立派にルッコラの風味があるのでサラダやスープの浮き身にしてください。

ルッコラの水やりと肥料

ルッコラは過湿を嫌います。用土が乾いてから水やりをしますが、株が小さい間はじょうろに蓮口を付けることを忘れないようにしましょう。

肥料は週に1回、英期待肥料を薄めてかけます。最初の肥料は2回目の間引きが終わったころが適しています。

ルッコラの摘蕾:花は咲かせるか摘み取るか

ルッコラは葉を食べるものだというイメージがあります。もちろん葉は最高においしいのですが、花やつぼみも食べられるのです。種を取る場合も花が必要ですね。ルッコラは成長していくと「とう」がたってつぼみが付き開花しますが、「とう」が立つと葉が固くなるのです。柔らかい葉を収穫するためには「摘蕾(てきらい)」が必要です。「とう」を指で摘み取りながら育てると柔らかな葉が育ちます。

ルッコラの置き場所

日当たりのよさは大切ですが、あまり日光が強すぎると葉が固くなります。真夏は明るい日陰に置くか、遮光ネットをかけると良いでしょう。多湿に弱いので梅雨などの長雨には注意が必要ですが、遮光ネットで雨除け対策もできるので一石二鳥かもしれません。

ルッコラの病害虫

アブラナ科の植物にはアブラムシとアオムシがつきものです。ムシに負けない速さで食べてしまいたいところですが、そうも言っていられませんね。少ない時にはアブラムシは綿棒で退治しましょう。アオムシは捕まえるのがいちばんです。
ルッコラは病気になりにくい強さを持っています。しかし、過湿になりすぎると弱りますので適度な乾燥気味の管理が必要です。

ルッコラの育て方・ポイント

真夏と真冬以外は育ちますが、始めて育てるなら秋蒔きが育てやすくオススメです。
日当たりが良く過湿を避けます。夏の日差しと降り続く雨が苦手なので置き場所を変えてあげましょう。
やわらかい葉を収穫する場合は間引きをしましょう。株の外葉から摘み取りながら週に1回肥料を上げると長く収穫できます。

ルッコラの収穫と活用法

ルッコラは草丈が20センチぐらいまでが一番香りも味も良いのです。15センチぐらいになったころから外葉から順に摘み取って収穫します。どんどん収穫するためにもプランターに数株植えておくと良いでしょう。15センチの草丈になるまでに数回間引きを繰り返しますが、この間引いた芽は薬味や浮き身として手軽に活用できます。1から3回目ぐらいまでは間引く数も多いのでいろいろな利用法ができますね。生のままサラダにしても良し、刺身のツマやサンドイッチの具・お吸い物やスープに浮かべたりパエリアに散らしてもおいしさと彩りで楽しめます。

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