秋に地面からいきなり青紫色の花が開くサフランは高級食材としても知られています。食用として1グラムのサフランを取るのに160個の花が必要なのだそうです。一つの球根に一つの花だとしたら・・・それはさておき青紫の花びらに黄色い雄しべと赤いめしべ、松葉のように濃い緑の葉がとてもカラフルなサフランは薬効もあり、自宅で育てると案外使い勝手も良く料理もオシャレに生まれ変わりますね。

サフランの栽培時期

開花は10月から12月中旬までで、植え付けから40日ほどで次々と花を咲かせます。

植え付けは8月から9月ごろ、暑さがやわらいできたころが良いでしょう。

肥料は元肥以外必要ありません。

サフランのプランターと用土

窓辺に飾れるぐらいの小型の鉢植えにしてみても良いですね。5号鉢(直径15センチ)なら球根を3から5個植えられます。

肥沃な用土を好みます。水はけが良く通気性も必要ですが保水性も必要です。市販の草花培養土にたい肥や油かす・腐葉土などを1割ほど混ぜ込むと良いでしょう。

サフランの球根の植え付け

サフランは春に咲くクロッカス同様球根です。

植え付け時期は8月から9月が適しています。少々遅くなっても開花はしますが弱々しい花が咲くことになります。また、球根を植え忘れて放置していて芽を出して花が咲いてしまったときには急いで植え付けるようにしましょう。

鉢のふちから2.5センチまで用土を入れて植えつけます。植え付けの深さは球根の1個分から1.5個分の深さと覚えてください。2個分の深さだとちょっと深すぎるかもしれません。大きなプランターに植え付ける場合は球根の間隔が10センチぐらいが適切です。

サフランの置き場所

日当たりの良い場所で風通しの良さを好みます。耐寒性は強いのであまり防寒に関しては気にせずに育てられますが高温多湿に少し弱いという性質があります。長雨に当たらない地域なら、ベランダで植えっぱなしでも十分育ちます。

花が終わったら水分をあまり必要としなくなるので雨のかからない場所に移動しましょう。過湿対策にもなります。

球根なので水栽培が可能です。ビンなどに水を入れて日の当たるところで育てると根が伸び、やがて葉っぱと花が出てきます。かわいらしいインテリアにもなりますが、やはり土に植えた方が生育は良いです。

サフランの球根の掘り上げと芽かき

サフランは高温多湿の時期は掘り上げて涼しいところで管理すると病気の確率を減らせます。

春先に葉が3分の2ほど枯れてきたら掘り上げの時期です。掘ったら土をざっと落として雨の当たらない日陰に吊るします。葉が完全に枯れたら取り除き、風通しを良くするためにネットなどに入れておくと良いです。子株ができていたら傷つけないように外しておきましょう。高温多湿が心配ない場所では掘り上げる作業は必要ないので、鉢植えならば春から秋口まではかなり乾燥気味に管理すると植えっぱなしでもOKです。でも、3年に1回ぐらいは植え替えをしないと子株で鉢がぎゅうぎゅうになっている可能性があります。
芽かきをすることで球根を大きく太らせます。1球から4つの芽が出たとしたら4つの球根になります。鉢などでは大きくなれるスペースが限られていて太れないために花が咲かなくなることがあります。掘り上げた球根についている芽の数をしぼるためにかき取りましょう。掘り上げない場合は地上に出ている芽で花が咲かなかったものなどを折り取る方法もあります。全部育てたいところですが、ここは我慢で少数精鋭を目指しましょう。

サフランの増やし方

掘り上げたときに外した子株でも増やすことは可能です。小さすぎるものは無理ですが、ある程度のものまでは植え付け時期に土に植えてやります。芽が出てつぼみが出たら、そのつぼみだけを摘み取ります。そうすることで鼻に持って行かれる養分を葉と球根に留めて小さな球根を大きく育てることができます。分球したらぜひやってみてください。

サフランの水やりと肥料

生育期間は土の表面が乾いたらたっぷりと水をかけます。過湿にならないようにするために、完全に表面が乾くまでは水やりはしません。葉が枯れ始める春ごろから水を徐々に少なめにして管理します。
肥料は植え付けの元肥の他は植え替えるまでそれほど必要ありません。やるとしたら真冬の2月ごろと花の後に化成肥料を株元にばらまいておくと球根の生育が良いです。肥料が多すぎると逆に球根が弱るので注意しましょう。

サフランの手入れ

球根を太らせて毎年花を咲かせる場合は花が終わったら引き抜きます。根元を手でさせ支えながら花がらだけを引き抜いてください。

サフランの病害虫対策

長雨や高温の時期に発生しやすい軟腐病があります。肥料の窒素分が多すぎても球根が腐ってしまいます。夏になるとまれにネダニが発生することがあります。

サフランの育て方やポイント

日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。
高温多湿と肥料のやりすぎは球根が腐ってしまいます。水は乾かし気味で、肥料もピンポイントで与えます。
球根の植え方が深くても浅くても生育が悪くなります。球根の1.5個分の深さに植え付けましょう。

サフランの収穫と活用法

サフランは花を収穫します。花が咲いたらすぐに摘み取ることが大切です。花ごとティーカップに入れてお湯を注げば甘い香りのサフランティーとしても飲用できます。

スパイスや薬効成分を重視するなら、花を収穫したら赤い雌しべを急いで抜き取りましょう。キッチンタオルなどの吸水性の良い紙の上に並べて日陰で乾燥させます。間違っても扇風機やエアコンで乾燥させようなどと思ってはいけません。なぜなら乾燥した雌しべはまるで赤い糸くずなのです。せっかくの雌しべがどこへ飛んで行ったか分からなくならないように密閉容器で保存します。収穫したての風味はひと月ほどしか持ちませんが、ビンなどに入れて並べるとオシャレで料理上手に見えますね。

パエリアやサフランライスにする場合はお米2合に雌しべ2本で十分な色と香りが出ます。油にはとけない性質なので、炒め物では色が出ないという点は注意ですね。ちょっとホイルなどで包んで温めてから使うと風味が増すのでオススメです。

サフランは女性特有の疾患やその症状・記憶力の回復や安眠に効果があります。しかし、多用しすぎると不眠の症状が現れることもあるので使用する分量はあくまでも少な目が良いでしょう。

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