観葉植物は野菜や花に比べて虫の付きにくいものではありますが、特に外で育てているとどうしても虫がついてしまう事もあります。室内で育てる分にはあまり悩ませられませんが、それでもよく見ると虫がついているかもしれません。この記事では、観葉植物によく付く虫の駆除方法をご紹介いたします。

コバエ(ショウジョウバエ)の対処法

とても小さいハエで、よく夏場に三角コーナーに群がる虫です。生ごみやじめじめした場所によく発生しますが、夏場のジメジメした鉢の周りに発生することもよくあります。腐った葉や生ごみは早めに捨てたり、外から入らないように発生源を絶つことが大切ですが、もし湧いてしまった場合には、まず植物周辺に群がっているコバエを掃除機で吸い取ってしまいましょう。そして土をよく見て、卵を植え付けているようでしたらそれを取り除き、その分は無機質である赤玉土などを足しましょう。鉢をそのまま浸けることのできるバケツなどに水を張って、そこに鉢を沈めて数分置くことで、卵や幼虫を浮かせることができますので、ここまですると完全に駆除することができます。
もしくは「ダントツ水溶剤」を水で薄めて、水やりの際に土の全体に染み込ませるように何度か与えていくと、土中の卵、幼虫が全滅するため手軽でおすすめです。他にもコバエジェットを土に吹きかけても同じ効果がありますので、試してみる価値は非常に大きいです。

アリの対処法

コバエの次に発生しやすい虫がアリで、もし鉢土の中に巣を作られると駆除が難しくなってしまいます。甘い蜜が好きなため、花を咲かせる観葉植物は特に注意です。上記のように鉢がそのまま入るバケツなどに水を張り「スミチオン乳剤」などを薄めて数分置くと完全に駆除できます。もっと手軽な方法としては、アリの巣ころり系の商品を使うと効率よく駆除できるでしょう。手軽で即効性があるのに本当に驚くほどアリがいなくなるためおすすめの方法です。もし室内に置いているのにアリが入ってくる場合には、食べこぼしなどがよくある可能性もありますので、できるだけ常に部屋を綺麗な状態に保ちましょう。

トビムシの対処法

とても小さく、土の上を跳ねている虫がいればそれはトビムシかもしれません。湿気を好みますが、色も様々でよくわからない虫のため、どのような駆除をしてよいか見当がつかないという方が多いですが、トビムシはキンチョールやフマキラーを吹き付けることで駆除できます。実は土壌を分解してくれるという益虫ではありますが、部屋に大量に湧かれたら堪ったものではありません。見つけたら直接土に噴射しましょう。

害虫の発生源を防ぐために

これらが観葉植物を育ててくうえでお目にかかるかもしれない虫の代表になります。また細かく分類していくと実に多くの害虫が存在しますが、対策としては上記とあまり変わらないため、虫について調べどの殺虫剤が効くのかを知ることが大切です。これらを防ぐためには、植物をジメジメした場所で育てず、しっかり日光浴をさせたり定期的に枝を剪定して風通しを良くしたり、葉水を欠かさず続けることが大切です。しっかり置き場所や温度、水やりについて世話をしていれば、特に室内で育ててる場合にはほとんど無視の被害に遭うことは無いと思いますが、もし出た場合には焦らず確実に駆除しましょう。

ちょっと平べったい玉ねぎからニンジンの葉が出ているように見えるフェンネル。地中海沿岸が原産の多年草で、日本には平安時代に入ってきたと言われています。同じセリ科のディルとそっくりですが、ディルの方が葉がさらに細かく繊細です。株元を見ると見分けやすいのですが、フェンネルは左右対称に茎が扇状に出ています。古くから薬用や食用として利用されてきたハーブです。

フェンネルの品種

スイート・フェンネルが一番ポピュラーな品種です。ウイキョウと呼ばれ薬用にもされ、香りが強いです。フローレンス・フェンネルは株元が玉ねぎのように肥大する品種です。株元を食用にするもので、イタリアなどでは野菜として分類されています。ブロンズ・フェンネルは葉が名前の通りブロンズ色になる観賞品種です。

フェンネルの栽培時期

開花時期は6月から8月、黄色い小花をお椀型にたくさんつけます。
植え付けは3月から5月と9月から10月の年に2回です。
肥料は年に2回緩効性肥料を施します。

フェンネルのプランターと用土

フェンネルは直根性で移植を嫌うことと、株元を収穫することを考慮すると深めのプランターが適しています。深さは最低でも30センチは確保します。65センチのプランターなら2株育てられます。植木鉢なら10号(直径30センチ)で1株ぐらいが良いでしょう。

用土は水はけが良く肥えた土を用意しましょう。市販のハーブ培養土なら少し堆肥を混ぜてやると生育が良くなります。赤玉土7:腐葉土3の配合に化成肥料をあらかじめ混ぜておきます。

フェンネルの種蒔きと植え付け

種蒔きは春なら3月から5月、秋なら9月から10月初旬が適期です。植え替えなしの直播にしないと根付かないと思った方が良いでしょう。プランターに7分目から8分目ぐらいまで用土を入れて5粒から10粒ずつぐらい蒔いていきましょう。薄く土をかぶせて乾燥しないように水やりしながら管理します。発芽したら生育状態を見比べながら間引いて本葉が4枚から6枚になるころには1か所1本の苗になるようにします。鉢を替える場合は育苗用の小さな鉢に4粒から5粒蒔き、本葉が2枚から3枚になるころまで間引いたら根鉢を崩さずに植え付けましょう。

市販の苗の場合は30センチの深さがある鉢に植えますが、根に付いた土を落とさないように注意して植え付けましょう。根鉢を崩さず根にも傷をつけないというのがポイントですね。

フェンネルの置き場所

日当たりが良く風の通る場所に置きましょう。やや乾燥を好み過湿を嫌うので株が混んで来たら茎を時々間引いて株元にも日が当たるようにしてやります。12月ごろ霜が降り始めたら、果実が熟して地上部が枯れます。関東以北で凍結するような場合は軽く株の上に土を盛りますが、それ以外の地域では耐寒性に問題はありません。春になるとまた芽吹いてきます。

セリ科のディルと交雑しやすく、コリアンダー・トマト・豆類の成長を妨げます。近くに置かないように気を付けましょう。交雑した種は香りが弱いので、種を収穫するなら置き場所には十分注意します。

フェンネルの増やし方と植え替え

こぼれ種でもよく増えます。種を収穫して次のフェンネルを増やしましょう。花の後がふっくら黄緑色に変わり筋が見えて来たら収穫です。花の元の茎から切り取って乾燥させましょう。さかさまに吊るしておけば自然と種が落ちてきます。あとは紙袋に入れて風通しの良い室内に置いておけば追熟してきます。食用にも種蒔き用にも利用できます。

植え替えには向かない性質ですが、どうしてもという場合は根っこを絶対に傷つけないように深い鉢に替えましょう。

フェンネルの水やりと肥料

乾燥気味に管理した方が良く育ちます。土の表面がしっかり乾いてからたっぷり水やりしましょう。

肥料は3月と9月ごろに緩効性肥料を株元に蒔くぐらいで十分です。液体肥料なら冬季以外の3月から11月ぐらいまで、月に1回与えます。

フェンネルの支柱立てと軟白処理

背丈が1メートルを超えることがあるので、倒れないように支柱を立てましょう。

フローレンス・フェンネルは株元が玉ねぎのようになり、そこを収穫して食用にもできます。根株の大きさがゴルフボールぐらいになったら茎が伸びているぐらいの高さまで土を盛って光を遮ります。チコリや長ネギにもされる軟白処理です。この作業をしないと緑色に難くなり食べられません。草丈が1メートルぐらいになったら収穫できます。

フェンネルの病害虫対策

病気はほとんどありませんが、蒸れると株が倒れます。適度に茎を透かしてやりましょう。

害虫はアカスジカメムシという派手なカメムシが付きやすいです。開花時期につくことがあり、栄養を吸い取られてしまうので注意しましょう。クロアゲハが飛んで来たら幼虫がいないか気を付けておきます。

フェンネルの育て方のポイント

直根性で根が傷つくと弱ったり枯れたりします。根が回ってきた時以外はできるだけ植え替えないようにしましょう。
やや乾燥気味を好むので、土がしっかりと乾いてから水やりをします。
株が枯れて冬越しします。凍りそうなときには株の上に土や腐葉土を盛りましょう。
コリアンダーやトマト・同じセリ科のディルの近くには植えないように気を付けます。

フェンネルの収穫と活用法

種の収穫は花茎を元から切り取り、風通しの良い室内に吊るしておきます。葉は適宜枝透かしも兼ねて柔らかい時期に元から切り取ると良いでしょう。株元は春に種を蒔いたら7月初旬ごろ、秋蒔きの株なら11月初旬に収穫できます。

フェンネルには胃腸の調子を整える効果があります。また、食欲を抑えたり利尿作用もあるのでたダイエットや浮腫みに効果があります。胃腸薬に配合されていることからも効果はお墨付きでしょう。去痰作用もあるので、風邪をひいて咳が出てお腹の調子が悪い時にはティーにして飲んだりうがい薬にすると良いです。インド料理のお店でフェンネルシードが出ますが、自家製のマウスリフレッシャーなら種をフライパンで乾煎りして冷まし、氷砂糖や黒砂糖を砕いて混ぜるだけです。生葉なら魚や肉の下ごしらえで匂い消しに、刻んでフェンネルバターにしてアツアツのソテーに乗せるだけです。薄い塩水にフェンネルの葉を入れて魚を煮ると香りも色も良く仕上がります。薬用にも食用にも大活躍しますが、授乳中や妊娠中の方は使用を避けてください。

しその育て方で準備するもの

以下に紹介するものを準備して、初心者でも簡単にベランダでプランター栽培を始めましょう!
プランター

横幅20~40cmの小型のプランターまたは横幅60cmぐらいの標準プランター。

しそはあまり深く根をはらないので、浅めのプランターでも十分栽培が出来ます。

プランター栽培の場合は野菜用園芸土(培養土)が手軽でお勧めです。
しその種

しそ自体品種が少ないのですが、どの種でも同じように育てる事が出来ます。

種はホームセンター等で購入できます。
鉢底石
プランターの底が隠れるぐらい準備しておきましょう。

しその種蒔き

培養土を準備します。
プランターの底全体に、鉢底石を敷き詰めます。

ウォータースペースを2cmほど残して、プランターの8割ぐらいまで培養土を入れます。

培養土は種蒔きをする2週間前ぐらいまでに準備して、なじませておくのがお勧めです。
しその種を蒔きます。
しその種の皮は固いので、種蒔きをする前日に1日水につけておくと発芽率がよくなります。

しその種を蒔く時は、点蒔きにします。1ヵ所に3~5粒くらいを15cm間隔で蒔いていきます。

しその種は好光性種子ですので、浅めに土をかぶせます。土をかぶせた後は種がなじむように軽く押さえ、たっぷりと水を与えます。種が流れないように優しく水を与えるようにしましょう。

しそは乾燥を嫌うので発芽するまでは、毎日たっぷりと水やりをします。新聞紙等を被せたりして乾燥を防ぐのもよいでしょう。発芽をしたら新聞紙等は取り除いて下さい。

しその生育中の注意点

水やり
しそは極端に乾燥を嫌います。発芽してからは、土の表面が乾燥したらたっぷりと水をあげてください。こまめに水をあげるよりは、1回の水の量を多くして土の表面が乾燥してからまたたっぷりとあげるようにします。
しその間引き(1回目)

しそは発芽が揃ったころに各箇所2本に間引きをします。
しその間引き(2回目)

本葉が4~5枚ぐらいになったら2回目の間引きを行います。各箇所1本だけ残すようにします。間引いた後は土を寄せて苗を安定させます。
しその追肥
市販の培養土に元肥が含まれていても、しそは栽培期間が長いので追肥が必要です。

2回目の間引きの後1回目の追肥を行います。水に液肥を混ぜて与えます。その後は2週間に1度ほど、同じように液肥を与えます。

しそは肥料が不足すると生育に大きな影響がでます。肥料が不足しないようにしっかりと与えて下さい。
しそと害虫
しそはベニフキノメイガ、オンブバッタなどの害虫がつきやすい野菜です。

苗が小さい間は防虫ネットなどを使用して防ぎましょう。ただし、大きく成長するので、苗が大きくなったら防虫ネットでは防ぎきれなくなります。

毎日葉に害虫がついていないか確認をします。ついていたらすぐに駆除をするようにします。動きが速い害虫は、見つけたら葉ごとちぎって駆除する事をお勧めします。

しその収穫

草丈が30cm程になったら収穫をします。初めのころに出来た葉は固いので、新しい若い葉から摘んでいきます。若い葉を摘んでいくとどんどんわき芽が増えて収穫量が増します。

使いた時に必要な分だけ取るのが美味しいしそを楽しむコツです。

秋になるととうだって花が咲きます。この花も穂じそとして利用できます。

穂じそをそのままにしておいて実になったら実じそとしても食べる事が出来ます。

しそとは

青じそは大葉とも呼ばれて、刺身のつまや天ぷら、薬味等に用いられることが多い野菜です。

香りがいいのも特徴で、ドレッシングやパスタ等日本の代表的なハーブとしてもよく利用されています。

青じそにはβカロテンが豊富に含まれていますが、一度にたくさん食べる事が出来ないので、栄養効果はあまり期待できません。香りや味を楽しむのがお勧めです。

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