ふわふわとした綿毛と淡い青緑色が魅力のラムズイヤー。「羊の耳」という名前通りの柔らかい銀色の綿毛に覆われています。梅雨前後に薄紫色の小さな花を咲かせてベランダに色を添えます。ぬいぐるみのような風貌と和名「ワタチョロギ」の響きもかわいいですね。ふんわりしたラムズイヤーはグランドカバーとしても利用できるので、寄せ植えなどでも銀色のオシャレなアクセントとしても活躍します。

ラムズイヤー栽培の時期

種蒔きは春と秋の2回で3月から5月と9月から10月が適期です。花は梅雨入り前の5月に咲き始め、7月いっぱい楽しめます。こぼれ種が落ちたりマット状に横に地面を這って増えたりするので、肥料は3月から与え始めましょう。

ラムズイヤーのプランターと土

水はけのよさを好むラムズイヤーには素焼きの鉢や鉢底の穴が多いプランターが向いています。横に這う性質のため円形のやや広めのものが良いでしょう。
酸性の土を嫌うので苦土石灰を少しだけ培養土に混ぜましょう。自分で配合するなら赤玉土6:腐葉土3:軽石1を混ぜると生育が良くなります。

ラムズイヤーの植え付け

種蒔きは直播でも発芽します。用土にバラバラと蒔いてうすく土をかぶせます。乾かさないように蓮口を付けたじょうろで水をかけながら管理します。植え付け頃は日向に置くと発芽してからも丈夫に育ちます。鉢底に水がたまると過湿になるので注意してください。

発芽したら少しずつ芽の間隔と元気さを見ながら適宜間引き、本葉が増えてきて手狭に見えるようになったら他の鉢に分けてあげても良いでしょう。

ラムズイヤーの水やりと肥料

用土が乾いたらたっぷりの水をかけましょう。乾燥気味の土壌を好みますが水を与える時には鉢底から流れ出るまでたっぷりとあげてください。

肥料は春から秋にかけて、液体肥料を薄めたものを月に2回程度水やり代わりに施しましょう。肥料が多いと株が大きくなりすぎたりだらしない感じになってしまうので、可愛さを保つためにも月2回に留めるようにします。チッソ分が多いと葉が茂りすぎて花が咲かなくなります。冬は株が生育しないので肥料は必要ありません。具体的には11月から3月の初めまでですね。

ラムズイヤーの置き場所

日当たりが良く雨がかからない場所を好みます。ただ、高温多湿を嫌うので、真夏は半日陰で西日が当たらないところにしましょう。すだれなどを立てかけることができれば日光を適度に遮って雨も防げて風通しも確保できるので、ベランダなどでは特におすすめです。

耐寒性が高いラムズイヤーは冬の寒さは平気です。寒冷地の場合は少しだけマルチングなどをしてあげれば簡単に越冬します。

ラムズイヤーの増やし方

たくさんの花をつけるラムズイヤーは種もたくさんできます。花が枯れてきたころには種が熟しているのでポロポロ地面に落ちます。こぼれ種でも元気に成長しますが、念のために種を取っておくのも良いですね。花が枯れたら紙袋などの風通しが良いものを茎にかぶせておくと種がこぼれ落ちるのを防げます。収穫した種はそのまま蒔く方法と貯蔵とがあります。貯蔵する場合は封筒などに入れて涼しいところに置くか、冷蔵庫の野菜室に入れておくだけでOKです。

ラムズイヤーは茎から株分けができるのでカンタンです。茎を2節から3節ぐらいにカットして用土に植え付けます。根が出るまでは種蒔きと同じで土が乾かないように水をあげましょう。

花の後には根元からバッサリ切り倒した方が風通しも良くなり翌年の株が元気になります。切り倒して茎挿しして株を増やしていけば一石二鳥ですね。

ラムズイヤーの病気や害虫

丈夫なラムズイヤーですが、高温多湿が続くと株が蒸れてウドンコ病になることがあります。もともと銀色の産毛に包まれているので気づきにくいかもしれませんが、茎や葉が白く粉を吹いて株が弱っていきます。栄養分を吸い取られ光をさえぎるために光合成もうまくいかなくなり枯れてしまいます。アブラムシも風通しが悪いと付きやすくなります。市販の病害虫用のスプレー剤で対処しましょう。

ラムズイヤーの育て方・まとめ

とにかく高温多湿が大嫌いです。日光は大好きでも真夏の太陽や夕日には弱いラムズイヤーですが、長雨を避けられて風通しが良い環境なら植えっぱなしでも年々丈夫になってきます。

銀色のやわらかい姿を切ってからも楽しむにはドライフラワーがオススメです。同じ銀色のセージや深緑色のベイリーフなどといっしょにリースにしてみると良いでしょう。大きくて見ごたえのある姿なので、アクセントにトウガラシやピンクペッパーなどを添えて玄関のドアリースなどにすると素敵ですね。

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