濃いピンクのネギ坊主のような球状に小花をたくさん咲かせます。とても育てやすいハーブでイチゴやバラのコンパニオンプランツとしても知られています。北半球に分布し、草丈は30センチぐらいでネギよりも少しやわらかい香りがします。

チャイブの栽培時期

開花期は4月から8月ぐらいまでですが、暖地では真冬以外は開花します。

植え付けは4月から10月ぐらいまでの温かい時期が良いでしょう。株分けは真夏と真冬以外なら可能です。

肥料は3月から10月ぐらいまで、休眠期以外は施します。

チャイブのプランターと用土

プランターは65センチぐらいの野菜用プランターが良いでしょう。生育欲が旺盛なので、ゆとりを持った大きさが適しています。花が咲くととても可愛いので、観賞用にしゃれたテラコッタの鉢などにちょっと植えもステキです。

用土はあまり選びません。ただし、他のハーブと同じく酸性の土壌だけには弱いです。野菜用の培養土で十分育ちます。もし配合するならば赤玉土7:腐葉土3のパターンですね。

チャイブの種まきと間引き

かなり適当でOKです。なぜなら用土にばらまいておけばほぼ発芽します。時期は寒い時以外はいつでも蒔けます。蒔く間隔もほぼ考えずにバラバラ蒔きましょう。上から薄く土をかぶせてあまり乾かさないように水をかけて発芽を待ちます。この土をかぶせる具合だけは譲れないポイントで、5ミリ以上かけてはいけません。新聞紙などで遮光すると良いという話もありますが、好光性の種なので5ミリの覆土でちょっと手で押さえておけば大丈夫です。1週間ほどで発芽するので、間引きますがこれもまた適当です。込みすぎていたり色が悪かったり生育が他より遅いものなどを適宜間引いていきます。間引いた芽は捨てずに食べましょう。軽いねぎの香りで思っている以上においしいのがチャイブです。キッチンばさみなどでチョキチョキ切ってオムレツに入れると絶品です。

チャイブの置き場所

耐暑性が少し弱いと言われていますが、慣れれば真夏の炎天下のコンクリート打ちっぱなしの場所でも元気にしています。1年目は真夏だけは半日陰あたりに移動すると良いでしょう。慣れというのは植物にとってとても大事なことですし、植物自体に適応能力はあります。

耐寒性は抜群なので盛土や霜よけは必要ありません。寒冷地は少しだけ霜で根が浮かないように腐葉土を気持ちだけかけてあげると良いでしょう。地上部が枯れてしまいますが決して死んでいるわけではないので捨ててしまわないでくださいね。暖かくなればまた元気よく芽を出してくれます。

チャイブの増やし方

種蒔きと株分けで増やせます。種蒔きと言ってもこぼれ種で増えるので蒔く手間はかかりません。他所に増やしたいときには出た目を移植するだけです。

株分けは真夏と真冬を避けましょう。根や下部を傷つけないように掘り上げますが、大体3本から5本ぐらいを一株として分けます。かなりアバウトな感じですがそれぐらいチャイブは強い性質のハーブなのです。根が傷んでいる箇所があれば切り取って、15センチ間隔ぐらいで植え付けると良いです。

チャイブの水やりと肥料

真夏は土の表面が乾きかけたころに水やりをしますが、それ以外の時期は土の表面が乾いてからです。冬場の地上部が枯れている時も実は休眠をしていません。このため水やりは必要です。土がカリッと乾かない程度に水をやると地下の根に届きます。
肥料は元肥として化成肥料を少々混ぜますが、あとは液体肥料を薄めて月に1回程度かけてやるだけでよいでしょう。面倒な時は収穫したら化成肥料をばらまく、という程度で良いです。肥料が多すぎると葉が太くなって本物のネギのようになってしまうのでチャイブのかわいらしさがなくなります。

チャイブの摘花

あの可愛い花を摘み取ってしまうのは忍びないですが、花をそのまま咲かせてしまうと葉が固くなります。観賞する・種を採る以外の花は思い切ってつぼみの時に摘み取りましょう。

チャイブの育て方やポイント

水やりの頻度は真夏は多め、春秋は土が乾いてから、冬は死なない程度にします。
肥料が多いと葉が太りすぎるので、月に1回程度の控えめが大事です。
つぼみが付いたら摘花をしないと葉が固くて食感が悪くなります。
種を蒔いたらかぶせる用土は5ミリぐらいで手で押さえておきましょう。1センチ以上かぶせたりすると一気に発芽率が急降下します。

チャイブの収穫方法

歯の長さが20センチから25センチぐらいになったらバッサリ刈り取ります。株元から3センチぐらいの短めだなと思うぐらいの位置で切った方が良いです。刈り取ったらまた青々とした葉が伸びてきます。1年目の株なら年に3回程度、2年目以降の株であれば年に4回ぐらいは収穫できます。収穫して時間がたつと風味が落ちてしまうので、年に数回に限定せずに使う都度収穫する方が良いでしょう。

チャイブの活用法

ネギともエシャロットともつかない、特徴的で柔らかな香りで消化促進効果やビタミンCを多く含みます。ポテトサラダに葉を刻んで混ぜるとパンチの効いた料理上手サラダに変身します。マヨネーズにちょっと多めに混ぜると即席タルタルソースが出来ますし、蕾はピクルス液に大きめ野菜と一緒に漬け込むと風味が格段にアップします。特にお勧めしたいのはチャイブ・バターですね。チャイブの葉や蕾を冷蔵庫から出して少しやわらかくしたバターに混ぜておきます。魚のソテーや温野菜など、火からおろす直前にチャイブ・バターを落とすなど、風味づけにいろいろと利用できます。チャーハンのおろし際に入れて、花を散らすと格別です。

チャイブにはコンパニオンプランツとしての顔があります。バラの傍に置けばアブラムシや黒点病を防ぎますし、盆栽の傍ではカイガラムシをよけてくれます。トマトなどにつくウドンコ病も防いでくれる便利ハーブです。

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